宮崎県総合運動公園陸上競技場でキャンプを行なっている鹿島は1月19日、2部練習を実施(午後は室内練習)。午前の練習では、前日のトレーニングマッチに出場しなかった土居聖真らがミニゲームなどで汗を流した。

上写真=ミニゲームで白崎凌兵(右)らとともに汗を流す松村(写真◎サッカーマガジン)

「最初は出鼻を挫かれた方がいい」

 1月19日の午前練習は、前日のトレーニングマッチを戦ったメンバーと、出場していないメンバーとで別メニューとなった。後者は主に、元日の天皇杯決勝を戦って始動日(1月8日)よりも後に合流した選手たち。MF土居聖真や三竿健斗ら、昨季の主力の顔がそろった。

 そんな中、1週間前まで静岡学園の一員として全国高校選手権を戦っていたMF松村優太もそのグループに加わった。緑を基調としたユニフォームから、鹿島のトレーニングウェアに身を包んだルーキー。チームに合流してから初めて昨季の主力メンバーとミニゲームなどをこなし、練習後には「何もできなかった」と第一声を発した。

「(鹿島の強度は)全然違います。特に今日は、(昨季は)いつも試合に出ていたメンバーとプレーして、『これが(試合に)出られる強度なんだな』と感じました。この強度に慣れていかなければいけない」

 前日には同期入団のMF荒木遼太郎が、トレーニングマッチでゴールを決めた。多くの新加入選手を迎えた鹿島のキャンプでは、連日のように激しい競争が繰り広げられている。

「これがプロだなと思う。アンダー世代では感じたことのないことばかり。ここに来たからには、そういう厳しさはあって当たり前だと思います。今まで(の実績)は全然関係ないと思っているので、ゼロからのスタートとして頑張っていきたい。同期も僕を含めて4人いるので、切磋琢磨してやっていきたいです」

 Jリーグ最多タイトルを誇るクラブの選手になったからには、厳しい環境と向き合っていく。この日のトレーニングのように「何もできなかった」経験も、松村は自らの成長のために前向きにとらえる。

「最初は出鼻を挫かれた方がいいと思うので、その点は良かったことなのかな」

 年代別代表に選ばれるなど高校年代で名を馳せた同期、そしてタイトル獲得を義務付けられるJリーグ屈指の猛者たちの中で、松村はさらなる成長を期す。

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