2年ぶりに開催されているインカレ(全日本大学サッカー選手権)は、12月18日に準決勝2試合が行なわれた。阪南大が流通経済大を下して2015年以来、駒澤大が明治大を下して18年以来となる決勝進出を決めている。
上写真=阪南大と流通経済大の一戦は71分、FW松原大芽(青)がヘッドで決めて先制(写真◎藤田望)
ファイナルは1週間後
新型コロナウイルスの影響で開催されなかった昨年を経て、2年ぶりに開催されているインカレ。24チームが参加して12月8日に開幕したトーナメントは4チームに絞られ、18日にNACK5スタジアム大宮(埼玉)で準決勝2試合が行なわれた。
第1試合では、流通経済大(関東地区第1代表)と阪南大(関西地区第4代表)が対戦。なかなかスコアが動かず、一進一退の攻防が続く中で迎えた71分、阪南大はFW松原大芽のヘディングシュートで均衡を破る。しかし流通経済大は失点直後にPKを獲得。DF宮本優太が決め、すぐさま同点とした(得点時間は73分)。
1-1で突入した延長前半の95分、阪南大はCKを獲得。これを交代出場のDF津野ジュウリオ心がヘッドで決めて勝ち越した。結局これが決勝ゴールとなり、2-1で勝った阪南大が2015年以来となる決勝進出を決めている。
第2試合は、明治大(関東地区第3代表)と駒澤大(関東地区第2代表)の関東対決。26分に駒澤大がFW荒木駿太のゴールで先制すると、32分にはMF桧山悠也が2点目を決め、主導権を握った。
後半は明治大もシュート8本を放つなど反撃を狙ったが、無失点に抑えた駒澤大は79分にFW宮崎鴻が決めてダメ押し。そのまま3-0で勝ち、18年以来となる決勝進出を果たした。
12月8日の1回戦以降、11日の2回戦、14日の準々決勝、18日の準決勝と中2日から3日での戦いが続いたが、決勝は1週間後の25日(開始時間は未定)。準決勝と同じNACK5スタジアム大宮(埼玉)で、2021年の大学日本一が決まる。