セルティックが現地3日、スコティッシュカップ決勝に臨み、2部のインバネスと対戦。古橋亨梧が先制ゴールを決めるなど、順調に得点を重ねたセルティックが3−1で勝利を収め、通算41度目の優勝を成し遂げ、スコティッシュプレミアシップ、リーグカップに続くタイトルを手にし、3冠を達成した。

上写真=先制ゴールを決めて偉業達成に貢献した古橋亨梧(写真◎Getty Images)

鋭い動きで今季通算34点目をマーク

 序盤からボールを握り、相手を押し込んだセルティックだったが、なかなかネットを揺らせなかった。粘り強い守備を見せる相手を攻めあぐねる中、38分についに均衡を破る。先制ゴールを決めたのはセンタフォワードとして先発した古橋だった。

 オライリーの右クロスに合わせてニアサイドに鋭く動くと、相手DFよりも早くボールに到達し、右足ダイレクトでシュートを叩き込む。エースによる今季の公式戦通算34点目のゴールによって、チームはようやくリードを奪った。

 左ウイングの前田大然は前半で、リーグ最終戦で負傷していた古橋も大事をとってか、58分に交代。ただチームはしっかし試合をコントロールし、65分にアバダが追加点を記録する。84分にインバネスに1点を返されたものの、アディショナルタイムお90+1分にジョタがダメ押しゴールを決め、3ー1でセルティックがタイトルを手にした。

 セルティックはスコティッシュプレミアシップ、リーグカップに続き、スコティッシュカップも制し、2019-20シーズン以来の3冠を達成。圧倒的な強さを示し、最高の形でシーズン最終戦を終えた。

 なお、この試合では岩田智輝がCBでフル出場し、旗手怜央は左インサイドハーフとして先発して76分までプレー。小林友希はベンチ外だったが、日本人選手たちの存在が偉業達成に貢献したことは間違いないところだろう。