写真◎Getty Images
日本女子代表(なでしこジャパン)は9日、EAFF E-1選手権で台湾戦に臨んだ。試合開始直後はパスミスも目立ったが、次第にペースをつかみ、初出場組の活躍もあって4−0で快勝。親善試合で連敗中だったが、久々に勝利をつかんだ。
上写真=4点をスコアして快勝したなでしこジャパン(写真◎Getty Images)
■2025年7月9日 E-1選手権(@水原)
日本 4−0 台湾
得点:(日)矢形海優、滝川結女、高橋はな、オウンゴール
8人が代表デビュー
試合開始直後からパスの精度を欠き、トラップミスも散見。浅野、北村、矢形、滝川、愛川の5人が代表デビュー戦となるフレッシュなメンバーで臨んだ日本は、なかなかボールを落ち着かせることができなかった。
しかし、22分にはこの日、左サイドバックで起用された矢形、25分には滝川がネットを揺らし、日本が前半のうちに2点のリードを奪うことに成功。得点で本来の落ち着きを取り戻したか、ボールを積極的に動かし、スペースに人が走るプレーが増えた。
2−0のまま迎えた後半も最初にスコアを動かしたのは日本だった。48分、山本が高い位置でボール奪取に成功し、ラインの裏へ浮き球パス。これに反応した高橋がGKの位置をしっかり見ながら蹴り込んだ。
70分には中嶋、吉田と途中出場した2人の連係からオウンゴールを誘って加点。吉田に加え、市瀬、大澤と後半も3人が代表デビューを果たしながらも日本は最後まで運動量と強度を保ち、4−0で勝ちきった。
ブラジル、スペインと強豪国との対戦が続いていたとはいえ、4戦未勝利で3連敗中だった日本にとっては久々の勝利。WEリーグで活躍する初招集組の躍動も収穫になった。
▼出場メンバー
・日本女子◎GK浅野菜摘、DF遠藤優(75分:大澤春花)、石川璃音、三宅史織(57分:市瀬千里)、矢形海優、MF成宮唯(68分:吉田莉胡)、北村美羽、滝川結女(46分:上野真実)、FW愛川陽菜、高橋はな、山本柚月(57分:中嶋淑乃)