上写真＝10月12日の練習で選手たちに鋭い視線を向ける實好監督。町田戦のメンバーは、どんな顔ぶれになるのか（写真◎KYOTO.P.S.）
「たくさん使いたい選手がいる」
實好礼忠監督は10月12日の練習後のオンライン会見で「非常に高いモチベーションの中で、みんなが準備してくれている」と語った。京都サンガF.C.は14日の明治安田生命J2リーグ第26節で、FC町田ゼルビアとアウェーで対戦。この日は前節のフィードバックと、町田のスカウティング映像を交えたミーティングを行なったと明かしている。
10月10日の第25節・アルビレックス新潟戦は1-2で敗れ、4日の第24節・ジュビロ磐田戦に続く連勝はならず。實好監督はミーティングで選手たちに「しっかりやれていることは多くなっている。でも、あと一歩のところ。どんなチームでも相手より先に、0・1秒でも早く、という作業を常にやっているので、そこで半歩、出遅れたかなと話した」という。
「少し前まで、5歩ぐらい間に合っていない時期もあった」とも語りつつ、細かい部分の重要性を再確認したようだ。「こだわりも含め、半歩、一歩、0・1秒のところで、もう一度、相手より上回っていこうと話した」と指揮官は語り、「コンパクトで強度の高い守備に、アグレッシブな縦に速い攻撃もある」と評した町田戦に向けて準備を進めているとした。
先週は水曜日の試合がなかったが、再び5連戦が始まり、これまで同様にコンディショニングは重要なポイントの一つ。新潟戦のメンバーは、その後は長時間の練習を行なっていないというが、實好監督は「今日の練習を見ても、（状態が）すごく良い選手がいるので、ピッチ上で力になる選手を見つけていきたい。たくさん使いたい選手がいます」と語り、現状の控えメンバーの好調ぶりに期待を寄せた。
選手の調子の見極めと起用法も、町田戦の勝敗に直結するポイントの一つだろう。「（調子の良い選手を）見逃してしまうと、チームは良い方向に行かない。良いトライ、良いプレーをしている選手をしっかり見て、チームが良いものを出せるようにしたい」と語る實好監督が、どんなメンバーを送り込むのか注目される。