鹿島の強さを示し、勝ち続ける
名古屋戦では劇的なゴールも決めた関川(写真◎J.LEAGUE)
──昨季は関川選手、安西選手、師岡柊生選手が長期離脱し、リハビリをともに過ごしていました。今年の百年構想リーグ・プレーオフ第2戦でようやく3人そろって先発しましたが、このオフに師岡選手がアビスパ福岡へ移籍し、次節(8月22日)は相手として対戦することになります。
関川 全く想像できなかったですね。師岡は鹿島に残ってくれるものだと思っていたので、まさかです。百年構想リーグでもコンディションが良かったし、プレーも良かったので。まあ、あいつの考えを尊重しますけど、もう相手チームなのでガツンといきたいなと思います。
──同い年の師岡選手とは小学校時代からの付き合いで、FC多摩ジュニアユースではチームメイトでした。そんな関係だからこそ、師岡選手の弱点も知っているのでは?
関川 あいつの弱点はワンタッチでプレーできないことですね(笑)。ボールをこねるので、そこが狙い目かなと。でも予想外のプレーをしてくるので、普通の頭では止められないんですよ。だから、うまく味方と連係しながらボールを取りたいと思っています。
──やはり元チームメイトとの対戦は意識しますか? 横浜FMとの開幕戦では、鈴木優磨選手と知念慶選手(今季、鹿島から横浜FMへ移籍)のやり合いが話題になりましたが、試合終了後、関川選手も知念選手に向かってガッツポーズをしていましたね。
関川 はい。やってやりました(笑)。
──鹿島のほうが強いんだと。
関川 鹿島から出ていった選手だけじゃなくて、どのチームの選手に対しても“やっぱり鹿島は強いな”と思わせたい気持ちはありますよ。ただ、鹿島を離れる決断をした選手にはより一層、そう思わせたいなと思います。
──今季はアジアの舞台でも、鹿島の強さを示す戦いが待っています。8月18日にAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の抽選会がマレーシアで行なわれ、組み合わせが決まりました。対戦相手を見て、何か印象はありますか。
関川 それより、やっさん(遠藤康、鹿島OB)がクジを引いていてビックリしました(笑)。現地に行くらしいという話は聞いていたんですけど、あんなにがっつり出てくるとは。
──ドローアシスタントを務めていましたね。
関川 ちゃんとチーム名を覚えていたり、最後のインタビューもちゃんと英語でしゃべっていましたけど、たぶん遠くのカンペを見ていたんじゃないですかね(笑)。
──抽選会を終えて、ACLEの日程も決まりました。今後はリーグ戦、ルヴァンカップと並行し、11連戦という過密日程も待っています。
関川 日程を見ると、あらためて連戦だなって思います。特に10月から11月の11連戦は……楽しみですって言うしかないですね(笑)。どれだけ体が疲れても、どれだけ心が疲れても、それでも試合は来る。日程だけを見ても、本当に総力戦だなと思います。
──過酷なアジアの戦いに向けて、まずはリーグ戦で勢いをつけることが重要になると思います。開幕3連勝がかかる福岡戦に向けて、意気込みを聞かせてください。
関川 変わらずチームを勝利に導きたいと思いますし、チームは勝利に向かって前進するだけだと思っています。修正していかないといけない部分はありますが、結果だけでなく内容にもこだわりながら、勝ち続けていきたいと思います。
──2試合連続ゴールにも期待しています。
関川 ゴールは毎試合、狙っていますよ。でも僕のポリシーは守備からなので。前線には良い選手がそろっているし、そこにパスを出すだけでもこの前みたいに点を決めてくれるので、まずは守備に専念して、無失点に抑えたいと思います。
取材・文◎多賀祐輔[ライター]