インターナショナルマッチウィーク明けの4月4日、明治安田J1百年構想リーグは第9節を迎え、ジェフユナイテッド千葉と東京ヴェルディが「オリジナル10対決」。千葉が素晴らしい前半を戦って2点をリードしたが、東京Vが執念で追いついた。しかし最後は日高大が決めた千葉が振り切った。

上写真=呉屋大翔(黄)は前半だけで2ゴール。千葉は後半追いつかれたが振り切った(写真◎J.LEAGUE)

■2026年4月4日 J1百年構想リーグ第9節(観衆:13,024人@フクアリ)
千葉 3-2 東京V
得点:(千)呉屋大翔2、日高 大
   (東)福田湧矢、吉田泰授

千葉の前半、東京Vの後半

 千葉は最高の前半を過ごした。まずスコアを動かしたのは19分だ。

 安井拓也が右からイサカ・ゼインとのワンツーで潜り込んだところで倒されて、PKを獲得。呉屋大翔が蹴ったボールは一度はGK長沢祐弥に止められたが、こぼれ球をそのまま蹴り込んだ。

 この後も連続してチャンスを作って東京Vを圧倒すると、40分、またも呉屋が決めてみせる。イサカ・ゼインが運んでカウンターを仕掛けると、強くて速いスルーパスで中央を割る。DFに当たったボールが呉屋の前に流れ、GK長沢に当てながらも左足でねじ込んだ。

 後半に逆襲を狙う東京Vは、2人を交代させて臨んだ。早々にその勢いをさらに高めたのは、福田湧矢。46分、千葉のDFがもたつくところを俊足を生かして突っついて、そのまま右足で流し込んだ。自ら27歳の誕生日を祝う反撃の一発だ。

 すると、5分後にまたもゴールを奪った。ゴール右寄りで得たFKを、後半から入っていた吉田泰授が左足で蹴り込むと、左ポストに当たって転がり込んだ。壁の外から巻いて決めるスーパーゴールだった。

 これで、試合の行方はまったく分からなくなった。

 イケイケで攻め込む東京Vに対して、千葉は完全に受け身。前半とはまるで別の展開になった。

 ともに選手交代を繰り返してペースを奪い合うようになり、東京Vは山見大登が2度の決定機を逃してため息を誘うと、最後に勝負を決したのは、後半は押されっぱなしのホームチームの方だった。

 85分、左から右に回してつないで崩し、髙橋壱晟が逆サイドまでクロス。これをフリーになっていた日高大がダイレクトで左足でゴールに突き刺して、苦しみながら決勝ゴールが生まれた。

 千葉は今季最多の3ゴールをたたき出し、3月7日の柏レイソル戦以来の勝利で、連敗を3でストップした。