上写真=ルーキーながらチームの中で存在感を高めつつある徳村楓大にインタビュー(写真◎中島聖)
ファーストプレーから仕掛けようと
――1月の名護キャンプ途中からチームに合流し、ここまで体感しているプロの世界はいかがですか。
徳村 そもそものレベルが高いですし、強度の部分は高校のレベル感とは全然違います。スピード感も違うのですが、スピードには自信があるので、なんとか追いつけるように頑張っています。
――どんなときにプロ選手であることを自覚しますか。
徳村 一緒に練習をする選手や環境、試合のスケジュールなど、高校とは全然違うので、そういう面でプロを実感します。
――ACLエリートの上海申花戦(2月10日)では途中出場のため、タッチライン際で待機している間に試合が終わってしまうという体験をしました。
徳村 あのときは、プロ初めての遠征でしたし、分からないことも多かったのですが、環境も良かったです。クラブの方々がとてもいいご飯やホテルを用意してくれたことでいい経験を積めました。でもピッチにはめちゃくちゃ立ちたかったです。プロデビューを逃したので、「悔しい」の一言でした。早くボールがタッチラインを割ってほしいと願っていました。試合終了の瞬間は「マジか……」と言葉を失いました・
――ロッカールームに戻った際、チームメイトはどのように迎えてくれたのでしょうか。
徳村 「デビューおめでとう」とイジられました(苦笑)。「ありがとうございます」と返答しました。
――プロデビューはACLEのホーム・成都蓉城戦(2月17日)でした。どんな状況で先発出場であることが分かったのでしょうか。
徳村 試合前日のゲーム形式の練習で、もしかしたらスタートでいくような形で起用されていました。またミーティングで先発が発表されましたが、常にスタートで出られる準備をしてきたので、いい意味でしっかりと気合を入れて試合に臨みました。個人的にはコンディションも良かったですし、スタートから使ってほしいぐらいの気持ちでいたので、それほどビックリしたという感覚はなかったです。
――白崎凌兵選手は徳村選手が緊張しているように見えたそうです。
徳村 特に緊張はしていなかったのですが、「顔が硬いぞ」と言われていたので、もしかしたら顔が硬かったのかもしれません。
――白崎選手は本番に強いタイプにも見えていたそうです。
徳村 本番に強いかどうかと言ったら、強いほうだと思います。
――ピッチに立ったあとは、ご自分の持ち味を発揮できていた印象です。
徳村 ファーストプレーからどんどん仕掛けることを意識していた中で、自分の持ち味を出せていた感触はありました。もちろん、中国のチームが相手だったので、相手のプレッシャーの強度は高校年代とは全然違いました。ただ確かに差は感じたのですが、仕掛けていく自分のストロングポイントは通用するな、という感触はありました。
――計7本のシュートを打ちました。一番決めなければならないと思っているのは、どのシュートシーンでしょうか。
徳村 試合終盤の、相手をカットインで剥がして、シュートをフカしてしまった場面は決めたかったです。
――高校選手権からゴールを取れていないことも影響したのでしょうか。
徳村 感覚的な部分だと思いますが、公式戦で最近ゴールを決めていないので、1点でも取ったら状況が変わるかなと思っています。