12月10日、Jリーグアウォーズが開催され、2024シーズンに活躍したJ1リーグの選手たちを表彰した。。注目の最優秀選手賞(MVP)は、連覇を果たしたヴィッセル神戸をけん引した武藤嘉紀が受賞。神戸はベストイレブンにも最多の3人が選出されている。

ベストイレブンの選考方法と得票

2024年のベストイレブン。◯内の文字は受賞回数

 続いてベストイレブンだが、選手方法を改めて記すと、『監督および選手投票結果から得票数上位よりDF1名、MF1名、FW1名、右サイド1名、左サイド1名を選出。GKを含むその他6名については、選考委員にて決定する(計11名の中にGKは1名のみ、外国籍選手は5名以内。ただし別途Jリーグが定める「提携国」の国籍を有する選手は外国籍扱いしない)』。

 その結果、別表の通り、11人が選ばれた。神戸から最多の3人が選ばれたほか、2位広島、G大阪、鹿島からそれぞれ2人が選出された。なお、J1で3位に入った町田の選手は選ばれず。GKの谷晃生、DF昌子源は優秀選手賞を受賞したものの、得票が伸びず11人は入らなかった。

 なお得票数の内訳は以下の通り。最多は武藤の166票で、それに続くのが153票を集めた大迫敬介。以下、147票の大迫勇也、140票のマテウス・サヴィオ、133票の宇佐美貴史と続いている。

各賞の受賞者一覧

■最優秀選手賞
FW 武藤 嘉紀 (ヴィッセル神戸/初受賞)

■ベストイレブン
GK 大迫 敬介(サンフレッチェ広島/初)
DF 濃野 公人(右サイド)(鹿島アントラーズ/初)
DF 中谷 進之介(ガンバ大阪/初)
DF マテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸/初)
DF 佐々木 翔(サンフレッチェ広島/初)
MF マテウス・サヴィオ(左サイド)(柏レイソル/初)
FW 知念 慶(MF)(鹿島アントラーズ/初)
FW アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス/2)
FW 宇佐美 貴史(ガンバ大阪/3)
FW 大迫 勇也(ヴィッセル神戸/3)
FW 武藤 嘉紀(右サイド)(ヴィッセル神戸/3)

■得点王
FW アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス/2)

■最優秀ゴール賞
FW 宇佐美 貴史(ガンバ大阪/初)
※第33節/2024年10月5日(土):G大阪vs札幌(パナスタ)  ・90+8分のゴール

■ベストヤングプレーヤー賞
DF 高井 幸大(川崎フロンターレ)

■優勝監督賞
吉田 孝行(ヴィッセル神戸/2)

■優秀監督賞
ミヒャエル・スキッベ(サンフレッチェ広島/2)

■フェアプレー高円宮杯
セレッソ大阪(2回目)

■フェアプレー賞
セレッソ大阪、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ
※反則ポイントが少ない順に記載

■フェアプレー個人賞
GK キム・ジンヒョン(セレッソ大阪/初)
GK 大迫 敬介(サンフレッチェ広島/2)
DF 安西 幸輝(鹿島アントラーズ/初)

■最優秀主審賞
御厨 貴文(初)

■最優秀副審賞
西橋 勲(2)

■最優秀育成クラブ賞
FC東京(4)
V・ファーレン長崎(初)

■功労選手賞
遠藤 保仁、柏木 陽介、柴﨑 晃誠、林 卓人、南 雄太、梁 勇基、渡邉 千真

■功労審判員賞
高山 啓義、松尾 一

■功労賞
今年度該当なし

最優秀ゴール賞を受賞した宇佐美貴史(写真◎J.LEAGUE)

ベストヤングプレーヤー賞に輝いた高井幸大(右)とプレゼンターの内田篤人さん(写真◎J.LEAGUE)

広島のスキッベ監督が2度目の優秀監督賞を受賞(写真◎J.LEAGUE)

功労選手賞を受賞した遠藤保仁さんらと、功労審判員賞に輝いた高山 啓義さんと松尾 一さん