1993年にスタートしたJリーグでは、様々な特徴を持つストライカーがゴールを奪い、得点王に輝いてきた。Jリーグ得点王の活躍を振り返る連載の第17回は、鹿島アントラーズの黄金期を支えたマルキーニョスの登場だ。

上写真=鹿島の連覇に貢献し、MVPも受賞したマルキーニョス(写真◎J.LEAGUE)

2クラブでJ1残留の立役者に

 初めてJリーグでプレーしたのは2001年だった。J1リーグで残留争いを強いられていた東京ヴェルディにシーズン途中に加入すると、14試合出場・8得点の活躍で残留に導く。翌年も東京Vでプレーした後、03年は横浜F・マリノスに期限付き移籍。24試合出場・8得点を記録し、1stと2ndの両ステージ制覇でのリーグ優勝に貢献した。

 ジェフ市原に期限付き移籍した04年途中に左足アキレス腱断裂の重傷を負い、ブラジルに帰国したが、05年途中に清水エスパルスに加入。清水は来日1年目の東京Vと同じく、J1残留争いの渦中にあったが、ここでも14試合出場・9得点の活躍で残留に導いている。

 鹿島アントラーズに加入したのは07年、31歳のときだった。この年、鹿島はJ1で開幕2連敗、5試合未勝利というクラブワーストのスタートを切るが、徐々に調子を上げていく。

 その中でマルキーニョスも、鋭いミドルシュートやパワフルなドリブルシュートなどで得点を重ねるだけでなく、前線からの守備でも貢献した。鹿島は最終的に、歴史に残る大逆転で浦和レッズをかわして優勝。マルキーニョスは31試合に出場、14得点を挙げる活躍を見せた。