2011年シーズン、J1昇格1年目でリーグ優勝をさらったシーンは覚えているファン・サポーターは多いはずだ。柏レイソルのアカデミー組織で育った古賀太陽もそのひとり。21歳の生え抜きは9年前の再現を誓う。

酒井宏樹選手に著者を金出して買えと(笑)

開幕戦の相手、札幌の鈴木武蔵と。ホームでの開幕戦は負けられない!(写真◎J.LEAGUE)

――酒井選手とは話したことはあるのですか。

古賀 それが、あまりないんですよ。酒井選手がオフシーズンにレイソルの練習場で体を動かしていたとき、少し会話したくらいで……。

――そのときは、何の話をしたのですか。

古賀 酒井選手がちょうど『リセットする力 「自然と心が強くなる」考え方46』という本を出版したタイミングだったので、その話をしたのかな。「お前はちゃんとお金を出して買え」と言われました(笑)

――柏の関係者からもらえたのでは?

古賀 いえ、自分でちゃんと買って、しっかり読みました。主にメンタルについての内容だったのですが、酒井選手と似ている部分もあるな、と思いました。あらためて、試合に臨む心の状態、考え方などは学ばせてもらいました。本当に買ってよかったです。

――酒井選手のプレーはずっと見てきたと話していましたが、最も印象に残っているシーズンは?

古賀 J2からJ1に復帰した1年目にリーグ優勝したときです。そこに酒井選手もいましたから。当時、僕はレイソルのジュニアユースに所属していました。

――いまのネルシーニョ監督が率いていたチームでしたね。まさに今季と同じシチュエーション。J2から1年でJ1に復帰し、指揮官も同じブラジル人の名将。否が応でも期待します。

古賀 ファン・サポーターの人たちも、9年前とダブらせている人は多いでしょうね。僕としても、再現したいと思っています。当時とは立場は違うので、責任やプレッシャーを感じていますが、開幕は楽しみですね。チャレンジャー精神を持って、臨みます。

――今季は、シーズン途中に東京五輪も待っています。出場するチャンスは十分にあると思います。夏が待ち遠しいですか。

古賀 東京開催ですし、特別な感情を持っています。ただ、まずはレイソルで試合に出て、結果を残すことです。目に見える数字は大事。8アシストできれば、最高ですね。そうすれば、東京五輪につながると思います。

――プロ1年目にJ1で9試合に出場しています。3年ぶりの舞台になりますね。

古賀 あの頃の僕とは違うところを見せたいです。より高いレベルのパフォーマンスを披露できればと思います。

キックオフカンファレンス前に行なった独占インタビュー。古賀は新シーズンへの熱い思いを自分の言葉で語ってくれた(写真◎BBM)