大胆に若手を抜擢して躍進するサガン鳥栖は、世代交代を着実に進めているチームの一つだろう。来季に向けて、すでに大学生5人の内定を発表。立正大の孫大河はそのひとりだ。仮契約から約5カ月。関東大学1部リーグで戦う、いまの思いを聞いた。
関東大学1部リーグで、大きな存在感を示している守護神がいる。J3の福島ユナイテッドに加入内定が発表された早稲田大の上川琢は昨季は正GKの座を奪われたが、精神面で成長。今季はケガも乗り越え、さらなる飛躍を遂げようとしている。
北海道コンサドーレ札幌と仮契約を結んでから約5カ月半。立正大で最終学年を迎えた田中宏武は、持ち前の突破力を磨くことに余念がない。プロ内定者としての自覚、そして幼い頃から意識するライバル、弟の田中渉からも大きな刺激を受けている。
駒澤大4年の荒木駿太は今季、J1で躍進を続けるサガン鳥栖への加入が内定した。長崎総合科学大附高時代に全国高校選手権で活躍したアタッカーは見違えるほど逞しくなっている。駒澤大の秋田浩一監督も評価する、荒木の武器について綴る。
J1王者、川崎フロンターレへの来季加入が内定している桐蔭横浜大のGK早坂勇希。小学校5年生からアカデミーで育ち、U-15、U-18を経て大学に進学。チームに戻れる保障はなかったが、心身とも成長して実力で契約を勝ち取った。スカウトの心をつかんだものとは何だったのか。
いち早く内定を出したレノファ山口には先見の明があった。今季、関東大学1部リーグに昇格してきた慶応大をけん引する橋本健人の存在感は試合を重ねるごとに大きくなっている。1年前から無名の小さなレフティーを評価していた人がどれだけいたのだろうか。
かつてJリーグで名うてのFWたちと対峙してきたCB出身の上本大海スカウトが惚れ込み、先物買いした逸材がいる。大分トリニータにとっては異例となる2月に内定発表。2022年度から加入する宮崎産業経営大のFW宇津元伸弥とはーー。
浦和レッズに2022年の加入が内定している流通経済大の宮本優太は各地域の選抜チームで戦うデンソーカップで関東選抜Aの主将として優勝に貢献。内定にあぐらをかくことはない。レッズの練習でも刺激を受け、成長するばかりだ。
川崎フロンターレから内定を得た法政大の松井蓮之は3月のデンソーカップでも注目を集めていた。姉がタレントの松井愛莉という話題性だけではない。パワフルなボランチの隠された魅力とはーー。