写真◎Getty Images
11月26日に行なわれたカタール・ワールドカップ、グループステージD組第2節でオーストラリアとチュニジアが対戦。前半に生まれたFWミッチェル・デュークの得点を守り切ったオーストラリアが、1-0の完封勝利を収めて今大会初白星を獲得した。
上写真=23分に先制点を決めたデューク(右)が歓喜のラン! これが決勝ゴールとなった(写真◎Getty Images)
■2022年11月26日 カタールW杯D組(アル・ジャノブ)
チュニジア 0-1 オーストラリア
得点者=(オ)ミッチェル・デューク
チュニジアは2試合連続ノーゴール
第1節フランス戦を1-4で落としたオーストラリアは、敗れれば1試合を残してグループステージ敗退が決まる、尻に火がついた状態でチュニジア戦を迎えた。
勝ち点獲得が必須のオーストラリアが立ち上がりからアグレッシブな姿勢を示す。カギとなったのが左サイド。サイドハーフのクレイグ・グッドウィンとサイドバックのアジズ・ベヒッチの連係でボールを運び、果敢にクロスを供給してチャンスを生み出そうとする。そして23分、グッドウィンが左から送ったクロスが相手に当たりながらもゴール前に向かうと、J2のファジアーノ岡山に在籍するミッチェル・デュークがヘッドで合わせてゴールを陥れ、オーストラリアが先制に成功した。
先制したオーストラリアは、41分にチュニジアにゴールを脅かされながらも、モハメド・ドレーガーのシュートをハリー・ソウターが体を投げ出してブロック。後半はチュニジアに押し込まれる展開が続いたが、守護神のマシュー・ライアンを中心とした守備陣が得点を許さず。1-0のまま逃げ切り、2010年南アフリカ大会以来、W杯では3大会ぶりとなる勝利を手にした。