高校選手権は明日11日、いよいよ決勝を迎える。くしくも11年前と同じ顔合わせ。そのとき敗れた青森山田が、昨年度決勝での敗戦と合わせて2つの雪辱を果たすのか? 山梨学院が返り討ちで11年ぶりの頂点に立つのか?

上写真=青森山田の藤原(左)と山梨学院の熊倉。両者のゴール前での競り合いも多く見られそうだ(写真◎BBM)

ゴールラッシュと堅守で決勝へ

 第99回大会の王者が、ついに決まる。1月11日14時5分から埼玉スタジアムで行なわれる決勝は、24年連続26回目の出場となる青森県代表の青森山田と、3年ぶり7回目の出場となる山梨県代表の山梨学院の激突となった。

 青森山田は初戦となった2回戦で広島皆実(広島)を2-0で下すと、3回戦では帝京大可児(岐阜)に先制されながらも4-2で逆転勝ち。準々決勝で堀越(東京A)に4-0、準決勝では矢板中央(栃木)に5-0で大勝し、3年連続の決勝進出を決めた。

 浦和レッズへの加入が内定しているDF藤原優大、準決勝でハットトリックの大活躍を見せたMF安斎颯馬、昨年度も1年生ながら主力として活躍したMF松木玖生など、各ポジションに能力の高い選手をそろえている。DF内田陽介のロングスローから決まる得点が目を引くが、サイドを崩して、あるいは個人技での得点もあり、豊富なゴールパターンを持つのが強みだ。

今大会、猛威を振るっている内田のロングスロー(写真◎小山真司)

 山梨学院は1回戦で米子北(鳥取)を、2回戦では鹿島学園(茨城)を、どちらも1-0で下すと、藤枝明誠(静岡)と対戦した3回戦は、1-1からのPK戦を7-6で制して勝ち上がった。準々決勝は昌平(埼玉)に三たび1-0で勝利。準決勝は帝京長岡(新潟)に2-0から2-2に追い付かれながらも、PK戦を3-1で制し、11年ぶりの決勝進出を決めている。

 俊敏な反応で多くのピンチを防いできたGK熊倉匠や、187センチの長身を生かすヘッドを武器に準々決勝ではアシスト、準決勝では得点を決めているDF一瀬大寿が中心となる守備の堅さが持ち味の一つ。攻撃ではFW野田武瑠のアイディアあふれるプレーのほか、MF新井爽太のロングスローも得点源となる。