フランス1部リーグのリーグ・アンで9月18日、伊藤純也が所属するスタッド・ランスが南野拓実が加わったASモナコを迎えた。1-0でリードしたモナコは、65分にピッチに入った南野拓実が87分についに移籍後初ゴールを挙げると、90分にはチームの3点目をアシスト、快勝の立役者になった。

上写真=フランスで初ゴールを決めた南野拓実(写真◎Getty Images)

GKとの1対1を冷静に仕留める

 ついに、その瞬間がやってきた。南野拓実がモナコで初ゴールだ。

 67分、エンボロが右のオープンスペースに滑り込ませると、そこに走り込んだのが南野。落ち着いてゴールに向かって突き進み、GKとの1対1に冷静に右を抜くショットでついにネットを揺らしてみせた。

 今季、リバプールからモナコに加わった南野だが、ここまで精彩を欠いた。期待が大きかった分、厳しい批判にもさらされてきた。しかし、ゴールを決めると真っ先にゴール裏のサポーターのもとに駆け寄って雄叫びとガッツポーズ。チームメートにも祝福され、笑顔がこぼれた。

 90分には中盤左で南野が持ち運んでから右へ、受けたベンイェデルがカットインから左足で冷静にゴール左に送り込んで3-0。南野はキャプテンの今季初ゴールをアシストしてみせた。

 スタッド・ランスは22分に退場者を出して苦しい展開。これで伊東にはなかなかチャンスが巡ってこなかった。フル出場したものの、0-3で敗れた。

 日本代表の攻撃の要の直接対決は、南野が大きなインパクトを残して幕を閉じた。


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