伊東純也がフランスで初ゴール! 今季、フランス1部リーグのリーグ・アンに所属するスタッド・ランスに加わった伊東が8月28日(現地時間)、強豪のリヨンから見事なヘディングシュートで移籍後初ゴールを奪ってみせた。後半に退場者を出したランスは、結局追いつかれたものの、1-1で締めくくった。

上写真=ランスで初ゴールを決めた伊東純也(写真◎Getty Images)

チャンスメーク、守備でも存在感

 伊東純也の記念すべきフランス初ゴールは、ヘディングで決めてみせた。強豪リヨンを迎えたリーグ・アン第4節のホームゲームで、24分のことだった。

 右からのマキシム・ブシのクロスにゴール前で高々と舞い上がり、ヘッドでゴール左へ送り込むと、GKはボールの行方を見送るしかなかった。決まった瞬間に右腕を高く挙げて、ブシのもとに走って抱きついた。

 2試合連続で先発出場を果たした伊東は、2トップの一角でプレー。攻め込むリヨンを堅固な守備陣が止めてカウンターを狙う中で、その快足はさっそくランスの武器になった。ゴールの他にも、例えば32分には左にスルーパスを送り込んで、あわやPKというビッグチャンスを演出するなど、チャンスメーカーとしても存在感を示した。プレスバックやボールキープなど、守備でも機能して、じっくり、しかし厳しく守るチームのタスクを全うした。

 63分にMFディオン・ロピーの激しいスライディングタックルがレッドカードの対象となって退場。この影響で守備を整えたいランスは、オスカル・ガルシア監督が67分に伊東を下げてMFエマニュエル・アグバドゥを投入することを決断した。

 しかし、これでボールを奪っても前に出られなくなり、ランスは防戦一方に。自陣に張り付けられたまま、10人で必死に体を張った。それでも、86分に力尽きた。リヨンが右からのFWライアン・シェルキのクロスに、FWムッサ・デンベレが中央で豪快にヘッドで突き刺して、交代選手の活躍でついに同点に追いついた。

 とはいえ、ランスとしては勝利こそ逃したものの、強豪相手に数的不利を背負いながらの勝ち点1は、価値がある。それを、伊東が自らのゴールでもぎ取ったことで、フランスでも強烈なインパクトを残すことになった。


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