日本代表のキャプテン、吉田麻也の新天地が決まった。昨季、ドイツの2部リーグで優勝し、2022-23シーズンを1部で戦う名門シャルケだ。吉田はセリエAのサンプドリアとの契約を6月いっぱいで満了し、移籍先が注目されていた。

上写真=吉田麻也のシャルケ加入が決定した(写真◎Getty Images)

延長オプション付きの1年契約を結ぶ

 吉田は新シーズン、ロイヤルブルーのユニフォームをまとう。ドイツのシャルケに加入することになった。かつては吉田の盟友・内田篤人がプレーし、昨季は日本代表でともにプレーする板倉滉が所属した名門だ。クラブの公式HPでスポーツディレクターのルーヴェン・シュレーダーは「マヤのサッカー、フィジカル、メンタルの資質は、われわれのチームにおいて重要な役割を果たすことができるだろう。彼はイタリア、イングランド、日本、オランダでプレーしている間、真のリーダーであることを証明してきた。彼がブンデスリーガ残留のために貢献してくれると確信している」と、吉田に期待を寄せる。

 また、新シーズンからチームを率いるフランク・クラマー監督も「マヤはリーダーであり、後方からわれわれのゲームをオーガナイズしてくれるだろう。彼は左右のセンターバックとしてプレーすることができ、彼の落ち着いたプレースタイルは、試合のすべての時間帯で安定感を与えてくれるはずだ」とリーダーシップと守備力を評価する。

 吉田本人も「シャルケ04のシャツを着る機会を得たことをうれしく思いますし、チームメイト、コーチングスタッフ、そしてファンの皆さんと仲良くなれることを楽しみにしています。昔、内田篤人が右サイドバックとして活躍していた頃、フェルティンス・アレーナで試合を観戦したことがあり、ブンデスリーガも長い間、興味深く見てきました。ようやくその一員になれたことを本当にうれしく思っています」と、今回の加入について喜びのコメントを寄せた。

 契約は2023年6月30日までの1年間で延長オプション付きだ。今年6月の代表活動の際に、吉田は11月に開幕するカタール・ワールドカップに万全の状態で臨むためにも、新シーズンの所属クラブの選択についてしっかり考えたいと話していた。本人がW杯終了時、そして22-23シーズン終了後にベストな選択だったと振り返ることができる、そんな活躍を期待したい。


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