ベルギリーグ1部(ジュピラー・プロリーグ)のシント=トロイデンVV(STVV)は現地21日、ホームで第15節・ロイヤル・アントワープ戦に臨んだ。鈴木優磨と林大地が2トップを組んだSTVVは林が先制し、コイタが追加点。反撃を1点に抑え、2-1で勝利を飾った。

上写真=先制点を挙げた林大地。チームの2点目を記録したコイタと喜び合う(写真◎Getty Images)

上位チームに連勝

 代表ウィーク明けのリーグ再開マッチ、STVVはホームに2位のアントワープを迎えた。鈴木と林が2トップを組み、橋岡大樹が右のウイングバックで先発。シュミット・ダニエルはこの日もゴールマウスを守った。前節先発の原大智と、伊藤達哉はベンチスタート(原は85分から出場)。対するアントワープは三好康児がメンバー外で、林、橋岡との『東京五輪』組対決は実現しなかった。

 試合は、STVVが先制する。31分、相手GKのゴールキックの流れから敵陣でボールを奪うと、一気のカウンターで右サイドを攻略。右のタッチライン際にいたデリダーからボールを呼び込み、最後は林が右足で蹴り込んだ。林にとっては6節のセルクル・ブルージュ戦以来となる今季2点目(8月28日)。先発起用に応える形で、チームに勢いをもたらした。

 6分後、再びカウンターからネットを揺らす。自陣で鈴木が相手に鋭くアプローチすると、コイタがこぼれ球を拾ってドリブルで攻め上がる。鈴木が相手DFを引っ張っり、コイタが右を振り抜いて2-0とリードを広げた。

 その後はアントワープにボールを握られる時間も訪れたが、STVVは集中力を切らさず粘り強い守りを見せる。残り10分を切ったところでCKからサマッタにゴールを決められたものの、反撃をその1点に留め、試合をクローズさせた。

 前節のメヘレン戦(4位)、そしてアントワープとリーグの上位2チームに連勝。シーズン序盤は思うように勝ち点を手にできなかったSTVVだが、上位陣を立て続けに破り、順位も10位まで浮上した。


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