セルティックのFW古橋亨梧が現地3日、スコティッシュ・プレミアシップ第8節のアバディーン戦に先発出場した。ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)でケガから復帰し、精力的なプレーを見せていた古橋はこの日、先制点をマーク。チームは一時、同点に追いつかれたが、終盤にジョタが勝ち越し点を決め、2-1で勝利を飾った。

上写真=先制ゴールをスコアし、歓喜のジャンプをする古橋亨梧(写真◎Getty Images)

切れ味鋭いプレーで攻撃をけん引

 ミッドウィークのEL、レバークーゼン戦に出場し、セルティックでは1カ月ぶりにケガからの復帰戦を戦った古橋は、0-4で敗れることになった試合でも相手最終ラインを何度も突破し、切れ味鋭いプレーを見せていた。

 中2日で迎えたこの日のアバディーン戦もトップで先発出場を果たすと、開始早々に待望のゴールを決めてみせた。11分、右サイドのデビッド・ターンブルの右からのクロスに抜群のタイミングで飛び込み、胸でボールをとらえてネットを揺らした。頭でも足でもとらえにくい高さのボールだったが、瞬時に体に当てることを選択。見事に押し込んでいる。『何が何でも決めてやる』という強い意思を感じさせる、魂のゴールだった。

 9月の代表戦(7日・中国戦)で負傷し、しばらく戦線離脱していたために、古橋にとっては8月26日のELプレーオフ、AZ戦以来、約1カ月ぶりのセルティックでの得点だった。その後も前線で相手最終ラインと駆け引きし、何度も動き直してはボールを呼び込んだ古橋は、その鋭い飛び出しは相手守備陣にとって大きな脅威となった一方で、献身的なプレスで相手のビルドアップを制限した。

 後半に入り、56分に右CKからルイス・ファーガソンに決められて一度は追いつかれたが、84分に古橋も絡んで決勝点を生んでみせる。左サイドで古橋がパス交換に参加し、その流れから最後はアダム・モンゴメリーのパスに走り込んだジョタがスライディングシュートを決めた。

 試合は、そのまま2-1で終了。今季のリーグ戦はアウェー未勝利だったが、フル出場した古橋の活躍もあり、セルティックは4戦目にしてついに勝利を手にした。

 古橋はこの後、ワールドカップ・アジア最終予選のために日本代表に合流する。そして7日にサウジアラビア戦(@ジェッダ)、12日にオーストラリア戦(@埼玉)を戦った後、スコットランドに戻って16日にマザーウェルとのアウェー戦に臨むことになる。


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