プレミアリーグ(イングランド)のアーセナルに所属する冨安健洋が現地18日、第5節のバーンリー戦で先発フル出場を果たした。デビュー2戦目も右サイドバックを務め、攻守両面で堅実なプレーを披露。空中戦の強さと優れた危機察知能力を示し、1-0の勝利に貢献した。

上写真=攻守両面で安定感抜群のプレーを披露した冨安健洋(写真◎Getty Images)

高い集中力でシュートをブロック

 前節のノリッジ戦で移籍後初出場を果たした冨安は、5節のバーンリー戦(アウェー)にも右サイドバックで先発出場した。試合開始直後からボールを握る展開となったため、最終ラインでボールを動かす際にはサイドに開いて受け手となり、前線にボールが動けば、しっかり距離を詰めてサポートした。

 守備では高い集中力でゴールを守ってみせた。39分にはボックス内に送られた相手の浮き球パスに反応。アシュリー・バーンズのシュートの瞬間にはCBのガブリエウとともにしっかり足を出して対応し、失点を防いでいる。

 バーンリーはシンプルなロングボールによる攻撃を何度も仕掛けてきたが、冨安はさすがの安定感で空中戦でもセカンドボール争いでもほぼ負けることはなかった。鋭い読みでパスをカットする場面もしばしば。相手の攻撃の芽を摘むプレーでチームを支え、加入後2試合目で初のフル出場を果たした。

 なお、試合は前半にマーティン・ウーデゴールが直接FKで挙げた1点を守り切ったアーセナルが1-0で勝利。ボールを握りながらも攻めあぐねる場面が多く、フィニッシュゾーンに至る前にミスでボールをロストする点はまだまだ改善が必要だが、苦しみながらも粘り強く戦って今季初の連勝を飾った。


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