東京五輪代表(U-24日本代表)の上田綺世が15日、オンラインで取材に応じた。合宿のスタートからしばらく別メニューでリハビリを続けてきたが、ケガは順調に回復し、現在は対人練習にも参加。本大会で力を発揮するために準備を進めている。

上写真=別メニュー調整が続いていた上田綺世だが、現在は対人練習にも復帰。大会初戦に向けて準備を進める(写真◎山口高明)

これまで積み上げてきたものを出したい

 今月5日に始まった合宿では別メニュー調整が続き、ケガの状態が心配されていた。大会まであと1週間。現在の状況について聞かれた上田は「順調ですとしか言えないです。自分がどのくらい痛くてとかは細かく話すつもりはないですが、自分の目標に向かって順調に進めていると思う。本大会までにはもっといいパフォーマンスを出せる準備をしているつもりです」と説明した。

 12日のホンジュラス戦はベンチ外で、大会前の最後の試合となる17日のスペイン戦も先発は難しそうだ。ただ、時間はないものの、しっかりプレーできるように焦らずに状態の回復に努めている。すでに対人練習にも参加し、状態は確実に上向いている様子だ。

「焦りはないです。ただ、僕だけの問題でもない。選んでいただいて、しかもケガをしている立場で、リハビリのトライをさせていただいている。やはり自分が何を残せるかが重要。僕が出たいとかではなく、もちろんそれもあるが、選んでいただいているし、今この立場でリハビリ、別メニューをやらしてもらっていることに感謝している。すごく光栄なことだと思う。1戦目からいいパフォーマンスをする準備をすることが大事なんじゃないかなと思います」

 今は、メンバーに選ばれた責任をひしひしと感じている。

「僕はこの活動が一番長いですし、今まで(チームに)入った選手が数多くいるのも知っている。そういう選手の思いを背負うというのが正しいのか、表現が分からないけど、やはり自分が選ばれたところでこれまで積み上げてきたものを出したいなと思っています。そこが信頼につながると思う。自分が選ばられたことに理由があって、自分が試合に出るのも、今の僕の立場にも理由や求められることに責任がある。それを自分なりに理解して表現できればと思います」

 上田はチームの立ち上げとなった2017年12月の活動から参加しており、試合の出場回数も29試合と最も多く、ゴール数も17と誰よりも多い。その歩みを見れば当然の選出だが、本人にはケガを抱えた中で選ばれて、力になれなかったでは終われないとの思いも強い。

 自らの責任を果たすために、上田は22日に開幕する五輪本大会を見据えて一歩一歩、前に進んでいる。


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