日本代表DF佐々木翔が、E-1選手権への特別な思いを語った。カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー入りを懸けたプレーぶりがポイントに挙げられているが、今大会は3年前に優勝を逃しているだけに、まずはタイトルへの貢献を期しているという。

上写真=E-1選手権の中国戦に向けたオンライン会見で報道陣の質問に答えた佐々木(写真◎スクリーンショット)

3年前は韓国に敗れる

 日本は7月19日のE-1選手権初戦で香港を6-0で下したが、17日に明治安田生命J1リーグの試合があったサンフレッチェ広島の選手は出場機会がなかった。だがその後の調整は順調のようで、佐々木は「コンディションはバッチリです」とコメント。代表チームの戦術への適応についても「トレーニングの中で、みんなとすり合わせていけている。もちろん試合中もピッチでのすり合わせ、コミュニケーションは必要だと思いますが、どんどん良くなっているんじゃないか」と現状を語った。

 Jクラブ所属選手のみが招集されている今大会は、カタールW杯のメンバー入りへの争いも注目されている。3月のアジア最終予選2試合は招集されたものの出場機会がなく、キリンカップなど4試合を戦った6月シリーズは招集外だった佐々木は「この大会でしっかりアピールして、メンバーに入っていきたいという気持ちは非常に強いです」と強調した。

 ただ、その前にやるべきことがあると考えている。「もちろんワールドカップどうこうの話はありますが、僕個人としては前回、この大会を失っている」と語るように、2019年12月に開催されたE-1選手権で、日本は韓国に次ぐ2位だった。佐々木は中国との初戦、韓国との最終戦でキャプテンマークを巻いてプレーしたが、韓国に0-1で敗れて悔しい結果に終わっている。

 だからこそ「まずは、この大会でしっかり優勝して、結果を出すことにフォーカスしている」ときっぱり。「自分が良いパフォーマンスをすれば、ワールドカップに食い込める可能性があるのは間違いないと思う」という意識は、その延長線上にあり、「僕の照準は、この大会に優勝することに合わせている。そのために全力を注いでいきたい」と決意を新たにしていた。


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