日本代表は明日14日、大阪でチュニジアと対戦する(@パナスタ/18時55分キックオフ)。6月シリーズの締めくくりとなる一戦に、どんなメンバーで臨むのか。練習の様子、チーム状況から先発メンバーを予想した。

上写真=明日14日、キリンカップサッカー2022で日本はチュニジアと対戦する

左SBは12日の練習欠場の中山次第

 12日の練習に、柴崎岳、中山雄太、上田綺世の姿はなかった。柴崎は試合3日前の新型コロナウイルス検査の判定が出ず、再検査の結果待ちでホテルで待機、中山は11日の練習で右足甲を痛め、練習を欠席。上田は、ガーナ戦で左足を踏まれ、痛みがひどいため、そのままチームを離脱し、治療することになった。

 今回の活動には28人が招集されたが、すでに守田英正、菅原由勢が負傷で離脱。前述の3人が不在だったため、この日は23人でトレーニングが行なわれた。前日11日の練習に続き、ガーナ戦の先発組を除いた選手たちを中心に、6対6のミニゲームを行なった。

 ビブス組が、長友佑都、板倉滉、伊東純也、南野拓実、浅野拓磨、前田大然。ビブス無し組が吉田麻也、冨安健洋、原口元気、鎌田大地、田中碧、古橋亨梧というメンバー構成。なお、GKはビブス組が1本目・シュミット・ダニエル→2本目・大迫敬介、ビブス無し組は1本目・権田修一→2本目・川島永嗣。

 ここまで起用法と選手のプレー時間、そして練習の様子から類推するに、14日のチュニジア戦でベースとなるのはブラジル戦で先発したメンバーだろう。その上で、いくつかのポジションで入れ替えがありそうだ。

 GKは権田の先発が濃厚。DFでは吉田と板倉がCBコンビを組みそうだ。サイドバックだが、この日別メニューだった中山が間に合うかどうかがポイント。間に合えば、右は長友、左は中山だろう。間に合わなければ、右は長友、左は伊藤洋輝になる可能性もある。

 11日に全体練習に合流した冨安は、翌日もすべてのメニューをこなしていた。ミニゲーム後のクロス練習では右サイドからクロスボールを入れていた。ただ、練習中にスタッフや周囲の選手たちが頻繁に冨安に声をかけていたことからしても、まだまだ様子見の段階と映った。本人は出場の準備を進めているとコメントしていたが、森保一監督は14日のチュニジア戦で無理をさせないのではないか。仮に出場機会があるとしても、先発ではないだろう。出場時間は限られると見る。

 MFはここまで3試合に先発している遠藤を休ませるのではないか。大会中に起こり得るサスペンションや負傷による不在を想定し、アンカーは別の選手を試しておきたいところだ。守田が離脱し、ガーナ戦では田中を短い時間ながらも途中出場させ、同ポジションで試している。12日の練習では前述の通りビブス無し組で6対6のミニゲームに参加した田中は、原口、鎌田と同じチームだった。ここに指揮官の狙いがあるかもしれない。中盤の3人の構成は、田中をアンカーに配し、左右のインサイサイドハーフを原口、鎌田が務める形ではないか。

 その他のアンカー候補としては板倉がいるものの、10日のガーナ戦でCBの谷口彰悟がフル出場しており、2試合連続でフル出場をさせない前提に立って考えれば、今回、CBで吉田とコンビを組むのは板倉と考えるのが自然。したがって、吉田と板倉のCBコンビの前で、田中がボールのピッカーとなる三角形がピッチ中央に構成されると予想した。

 FWは右に伊東、左は南野を配し、センターフォワードは、ブラジル戦で先発を飾った古橋が務めるとみる。パラグアイ戦後、一時別メニューだった浅野も復調しているものの、ここはよりコンディションの良い古橋を起用するのではないか。チュニジアのDFは長身ぞろいでハイクロスからゴールを奪うのは難しい。GKとDFの間を通すような伊東の低く速いクロスを、古橋が一瞬の飛び出しからプッシュする形を期待したい。

 6月シリーズの最終戦となるチュニジア戦は、明日14日、18時55分に、大阪・パナソニックスタジアム吹田でキックオフとなる。


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