日本サッカー協会は26日、9月2日から始まるFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選に臨む日本代表のメンバー24人を発表した。チームは2日にホームでオマーン戦、7日にアウェー(カタール)で中国と対戦する。

上写真=9月2日にスタートするW杯最終予選を戦うメンバーが決定した(写真◎JFA)

初招集は五輪の正GK谷晃生のみ

 9月2日、ホームのオマーン戦からいよいよ最終予選に臨むメンバーが発表された。この夏に東京五輪を戦った選手のうち、久保建英や堂安律、冨安健洋、板倉滉や中山雄太らA代表にコンスタントに呼ばれている選手たちに加えて、A代表未経験ながら正GKとして五輪を戦った谷晃生も名を連ねた。

 会見で森保監督は「すでに多くの選手が1チーム2カテゴリーを経験していますし、東京五輪を振り返ったときに、選ばれてもおかしくない選手は(他にも)いました。選ぼうかなと思った選手もいます。選考の基準は全てお伝えすることは出来ませんが、本人のコンディションであったり、本人の日常のクラブでの活動も考えて、それが本人のためにもなり、日本のサッカーのためにも後々なってくるという判断をしました」と今回の選考について説明した。

 若い選手たちが国を背負って世界の舞台に上がった経験は確実にチームにとってプラスになるはずだが、だからと言ってそれが結果を約束するわけではない。指揮官も「厳しい戦いの連続になると思いますが、一戦一戦、最善の準備をして全力で勝利を目指して戦うこと、そしてカタールワールドカップに向けて厳しいアジア予選を必ず突破してワールドカップ本大会に駒を進めるように頑張ってまいりたいと思います」と、厳しい戦いに臨む覚悟を語った。

 最終予選は歴史を振り返ればわかる通り、2次予選とは全く異なる戦いになる。会見に同席した反町康治技術委員長は2日に吹田スタジアムで対戦するオマーンについて、ヨーロッパで長期間の合宿を組み、最終予選に向けて準備していると説明。さらに9月シリーズの2試合をカタールで戦う2戦目の中国も、すでにカタール入りし、準備をしていると明かした。選手の多くがヨーロッパと日本でリーグ戦を戦ったあとに合流する日本と、準備の差があるのは明らかだ。より難しい試合になると予想されるが、「ワールドカップの最終予選に出てくるチームはすべて難敵、強豪だと思っています。難しい試合ばかりだと思いますが、一戦一戦、われわれが勝つんだと強い気持ちを持って戦いたい」と森保監督。

 チームは30日から合宿をスタートし、2日に大阪でオマーンと、7日にカタールで中国と対戦する。

9月シリーズの招集メンバー

▼GK
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
権田修一(清水)
谷 晃生(湘南)

▼DF
長友佑都(-)
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
佐々木 翔(広島)
酒井宏樹(浦和)
山根視来(川崎F)
室屋 成(ハノーファー/ドイツ)
植田直通(ニーム/フランス)
中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
冨安健洋(ボローニャ/イタリア)

▼MF
原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
柴崎 岳(CDレガネス/スペイン)
遠藤 航(シュツットガルト/ドイツ)
伊東純也(KRCヘンク/ベルギー)
南野拓実(リバプール/イングランド)
守田英正(CDサンタクララ/ポルトガル)
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
板倉 滉(シャルケ/ドイツ)
堂安 律(PSVアイントホーフェン/オランダ)
久保建英(RCDマジョルカ/スペイン)

▼FW
大迫勇也(神戸)
古橋亨梧(セルティック/スコットランド)

【スタッフ】
▼監督
森保 一
▼コーチ
横内昭展
齊藤俊秀
上野優作
▼フィジカルコーチ
松本良一
▼GKコーチ
下田 崇


This article is a sponsored article by
''.