日本代表は5月28日にFIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー戦を戦い、10-0で勝利して最終予選進出を決めた。6月シリーズの4試合に向けて合流したGK権田修一がオンライン取材に応じた。

上写真=今年3月の韓国戦、モンゴル戦でゴールを守ったGK権田修一(写真◎Getty Images)

海外組3人と切磋琢磨。「日本代表に入る醍醐味」

 Jリーグが代表ウィークのために中断し、清水に所属するGK権田修一が日本代表に合流した。3月の韓国戦、モンゴル戦の2試合でフル出場。今回はヨーロッパの舞台で活躍する3人とともに、GK4人衆の一人として日本代表メンバーに名を連ねた。そんな守護神が“海外組”と切磋琢磨する。

「日本代表に入る醍醐味というか、僕の一番の楽しみはレベルの高い選手と一緒にプレーできること。今回に関しては川島(永嗣)選手だったり、シュミット(・ダニエル)選手、中村(航輔)選手という海外でプレーしている選手たち。同じ一つのポジションを争うライバルなので、自分の良さを出すことも当然ですけれど、彼らの良さを自分自身も学びながら、また成長するための機会にできたらいいです」

 今回の代表活動に対する大きな期待感とともに、「僕自身にとっての新たな挑戦」と表現するテーマもある。それは、「植田(直通)選手とは何試合か一緒にプレーしているけれど、昌子(源)選手や谷口(彰悟)選手というセンターバックの選手とは、今まで一緒にプレーする機会はなかった」というような、これまでにプレーしたことがなかった選手との連係強化だ。

「まずはディフェンスラインのところ。オーバーエイジで酒井宏樹選手、吉田麻也選手、あと冨安(健洋)選手も。A代表でずっと後ろで組んでいた選手が五輪代表の方に行きますし、あとボランチですけれど遠藤航選手もずっと守備のところで相当ボールを奪取してくれたり、大きな役割を担ってくれていた選手。(試合が)終わったときにそういう選手たちがいなかったから失点したとか、そういうふうに言われないようにすることが、今回僕自身の中では本当に大事なことです」

 そのように語るのは、すでに進出を決めているワールドカップ最終予選も見据えているからだ。「誰かがいなければ勝てないチームではダメ。最終予選に行ったら出場停止があったり、いろいろなトラブルが起きてくると思うので」と、権田はチームの底上げの重要性を強調する。

「能力の高い選手たちが日本代表に来ているので、その選手たちの良さを生かしながら。どういう状況でも勝つという意味でも、今回のA代表メンバーでまず4試合で結果を残すために、しっかり準備していきたいと思っています」

 Jリーグで活躍する権田が、海外組や新たな戦力が融合する6月シリーズの日本代表を最後尾で支えていく。


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