日本代表の森保一監督が28日のカタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー戦を前にオンライン取材に応じた。日本はF組の首位に立ち、勝てば、2試合を残して最終予選進出が決まる状況だが、指揮官は全力で勝ちにいくと話した。

上写真=ミャンマー戦の前日会見に臨み、意気込みを語った森保一監督(写真◎スクリーンショット)

志は高く、高い基準と目標を持って戦う

 28日、フクダ電子アリーナ(19時20分キックオフ)で開催されるカタールW杯アジア2次予選、ミャンマー戦に勝てば、5戦全勝でF組の首位に立つ日本は2試合を残して1位を確定し、最終予選に進出が決まる。前日会見に臨んだ森保一監督は、試合に向けて次のように意気込みを語った。

「まずは最終予選に向けて、W杯(本大会)に向けて、2次予選の突破を明日のミャンマー戦で決められればと思います。突破が決まれば、この活動期間にトライできることもあると思います。もちろん、われわれは予選でも親善試合でも強化をしながら成長できると思っているので、6月のキリンチャレンジカップとW杯予選でチームの成長、個人の成長ができるように最善の準備をしたい。ミャンマー戦にはリスペクトをもって臨み、強い気持ちを持って勝つこと、またスキなく、油断なく、相手に合わせることなく、流されることなく、自分たちができることを全力で出せるように準備したい」

 ミャンマー戦を終えると海外組で編成されている現チームは、国内組が加わるA代表とU-24代表の2チームに分かれる。キャプテンの吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航はオーバーエイジとしてU-24代表に合流。指揮官としては当然ながら今回の活動の初戦となるミャンマー戦で最終予選進出を決め、その後の試合でより積極的にトライできる状況にしたいところだろう。
 
 3月のモンゴル戦は14-0と大勝することができた。今回の対戦するミャンマーも、レベルの差がある相手であり、同様に大差の勝利が予想されている。その中でどのように試合に臨むべきか、改めて指揮官は言及した。

「常にレベルアップを考えているし、ベースの部分をどれだけ強固にできるかが大切。モンゴル戦は14-0で得点をたくさん取れましたが、だからよかったということではない。選手たちが最後までアグレッシブにゴールに向かう姿勢を見せ、集中力を維持し、素早い切り替えで走って戦い、一人一人が全力を出してくれた。そしてチームとしても連係連動を忘れることなく、試合の開始から終わりまでそれを出してくれたことがよかったと思っています。そのモンゴル戦から半分くらい選手が代わっているので、前回見せたものを発揮できるかをベースとしつつ、クオリティーをさらに上げられるようにしたい」

 決してを手を抜かず、全力で臨むことを選手に求め、最初から最後までアグレッシブに戦うことを要求した。

「代表活動では常にチームのレベルアップ、個人のレベルアップを考えています。所属クラブとは戦術も違うと思いますが、代表では自チームでやっていることはもちろん最大限生かしつつ、違いがある部分はしっかり修正して、日本代表として戦う、日本代表のコンセプトの中で自分の良さを出すと切り替えてもらう必要がある」

 連係連動。攻守両面でのアグレッシブさ。チームのベースとなる部分は変わらない。その上で、試合ごとの狙いを体現することが重要になる。ミャンマー戦もモンゴル戦のように、どん欲にゴールを求め、無失点でゲームを終えることを目指す。

「われわれは目の前の相手と戦いつつも、志は高く持って、高い基準、高い目標を持って全力を尽くすという姿勢は変わらない。明日の試合も目の前の相手と全力で戦いながら、高い基準、高い目標、高い志を持って戦っているということを応援してくださる方々に感じてもらえるようにしたい」

 ミャンマー戦は無観客で行なわれる。試合の中継を見る人に訴えかける内容を示したいと指揮官は話した。今夜、日本は全力で試合に臨み、最終予選進出を決めるーー。


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