日本サッカーの新たな拠点『高円宮記念JFA夢フィールド』の内部が公開された。先日のU-19日本代表候補合宿やフットサル日本代表合宿、Jリーグ再開前にはJ1の北海道コンサドーレ札幌が利用するなど、すでに施設の充実は関係者の間でも評判となっていたが、クラブハウス内が公開されたのは今回が初めてとなる。

上写真=夢フィールドのクラブハウス。木造のひさしが印象的だ(写真◎JFA)

写真提供◎JFA

天然のピッチと充実の施設

 JFA夢フィールドは、日本サッカー協会が提唱する「選手育成・代表強化・指導者養成の三位一体+普及」の核となる新たな拠点だ。男女各カテゴリーの代表スタッフ、指導者や審判員のインストラクター、さらにメディカルやフィジカル、テクニカルの専門スタッフが日々活動を共にする中で、タイムラグが無い形で課題を共有し、それを解決していくトレーニングの場になることが期待されている。

 今回、幕張海浜公園にある施設(クラブハウス)の内部が公開された。大きな庇(ひさし)から室内に続く木の連続性が特徴的で、入り口からエントンランスを抜け、ピッチへと続くような設計。エントランスホール内には高円宮憲仁親王像があり、大きな窓の向こうにピッチが広がる。

 天然芝のピッチが2面、人工芝のピッチが2面、さらにフットサル用のアリーナがあり、クラブハウス内には選手が利用する複数のロッカールーム、バス、トレーニングルームのほか、カンファレンスルームやインタビュールーム、メディカルルームなどを備える。監督室に加えて日本サッカー協会の常勤者、技術委員長や女子委員長、ナショナルコーチングスタッフ、トレーナー、インストラクター用の部屋も用意され、まさに日本サッカーを成長・発展させていくため拠点と言える施設だろう。

 現在はコロナ禍にあり、あくまで今後の話にはなるが、ナショナルチームのみならず、少年大会(人工芝のCピッチとDピッチで一度に4試合可能)の開催に利用するケースや一般への貸し出し、セミナーの開催やミーティングで活用できるスペースとしてカンファレンスルームの一般利用なども検討していくという。すぐそばには千葉ロッテのマリンスタジアムもあり、夢フィールドは地域に根差すスポーツ文化の中心になっていきそうだ。

画像: エントランスホールからAピッチが望める

エントランスホールからAピッチが望める

画像: 2階にあるカンファレンスルーム。代表のメンバー発表がおこなれる可能性もあるという

2階にあるカンファレンスルーム。代表のメンバー発表がおこなれる可能性もあるという

画像: カンファレンスルームの天井はサッカーボールをイメージしてデザインされている

カンファレンスルームの天井はサッカーボールをイメージしてデザインされている

画像: 2階には複数のインタビュールーム(ミーティングルーム)や3つに仕切ることが可能なカンファンレスルームがある

2階には複数のインタビュールーム(ミーティングルーム)や3つに仕切ることが可能なカンファンレスルームがある

画像: 施設内に3つロッカールームの一つ。壁には代表チームの写真が飾られている

施設内に3つロッカールームの一つ。壁には代表チームの写真が飾られている

画像: 日本代表の森保一監督が使用している監督室。すぐ隣には反町康治技術委員長、関塚隆ダイレクターが使用する部屋がある

日本代表の森保一監督が使用している監督室。すぐ隣には反町康治技術委員長、関塚隆ダイレクターが使用する部屋がある

画像: コーチミーティングルーム。活発な議論が行なわれること必至!?

コーチミーティングルーム。活発な議論が行なわれること必至!?

画像: クラブハウス前に広がる天然芝のAピッチ。2階のバルコニーから一望できる

クラブハウス前に広がる天然芝のAピッチ。2階のバルコニーから一望できる

画像: フットサル専用アリーナ。すでに合宿や練習試合で利用されている。今後は講習会の開催場所としての活用も考えているという

フットサル専用アリーナ。すでに合宿や練習試合で利用されている。今後は講習会の開催場所としての活用も考えているという

画像: 人工芝のCピッチとDピッチでフルコート2面、少年用のコート4面の広さ

人工芝のCピッチとDピッチでフルコート2面、少年用のコート4面の広さ

画像: Bピッチ脇のトラックは直線で120メートルある

Bピッチ脇のトラックは直線で120メートルある

画像: 夢フィールドにあるクラブハウスの外観。

夢フィールドにあるクラブハウスの外観。


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