なでしこジャパン(日本女子代表)DF宝田沙織が、女子アジアカップ準決勝への意気込みを語った。きょう2月3日に行なわれる中国戦で、複数のポジションでプレーできる持ち味を発揮し、勝利に貢献すべく燃えている。

上写真=準々決勝から中3日の日程で、宝田は準決勝に向けて調整を進めた(写真◎JFA/PR)

中国は「簡単に勝つことはできない」

 今大会の宝田は3試合に交代出場。ミャンマーとのグループステージ第1戦はDF三宅史織との交代で84分から出場し、左サイドバック(SB)でプレーした。ベトナムとの第2戦はDF清水梨紗との交代で55分から右SBに入り、タイとの準々決勝ではMF宮澤ひなたとの交代で69分から出場、左サイドハーフでプレーしている。

 それまでのSBからポジションが1列上がったタイ戦は4-0の状況での出場で、「得点差も開いていたので、攻撃にたくさんかかわり、自分も得点を狙っていた」と振り返る。試合ごとに役割が変わる難しい状況だが、「攻撃で出たときは得点に絡むこと、守備で出たときはしっかり守り、かつ攻撃参加していきたいと(自分の仕事は)整理できています」と現状を説明した。

 2019年女子ワールドカップ(W杯)はFWで追加招集されており、複数のポジションでプレーできるのが持ち味の一つ。今大会、どこでプレーするかは試合前の時点で「だいたい分かっている」とする一方、「試合の状況などで変わってくるので、考えながらやっている」という。事前の準備は万全で「いろいろなポジションで練習しているので、どこで出てもいいようにやっている」と明かした。

「前回はワールドカップの出場権を懸けた戦いで、無事に勝つことができたので、次の目標はアジア優勝」。あと2勝となった大会3連覇へ、最初のハードルとなる中国を「簡単に勝つことはできないと感じている」と警戒しつつ、「日本らしい技術や判断、周りがよく見えているところを生かして得点を取っていけたら」と考えている。FWワン・シャンシャンなど相手の強力攻撃陣について「攻めているときでも準備して、起点を作らせないことが大事」と語り、まずは守備の役割をイメージしていた。


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