なでしこジャパンが確実にベスト8進出だ。AFC女子アジアカップで3連覇を狙う日本女子代表は1月24日、グループステージ第2戦を戦い、ベトナムを相手に3-0で勝利を収めた。これで連勝とした日本は勝ち点6としてグループ2位以上を確定させ、ベスト8へ進出を決めた。

上写真=まずはきっちり連勝。なでしこジャパンが3連覇へまた一歩、前に進んだ(写真◎AFC)

■2022年1月24日 女子アジア杯GS第2戦(インド・プネー/無観客)
ベトナム女子 0-3 日本女子
得点者:(日)成宮唯2、熊谷紗希

画像: ■2022年1月24日 女子アジア杯GS第2戦(インド・プネー/無観客) ベトナム女子 0-3 日本女子 得点者:(日)成宮唯2、熊谷紗希

「まだまだミスが多かった」と池田監督

 ベトナムが新型コロナウイルス陽性者や負傷によってメンバー構成に苦しんだが、日本はそのベトナムの鋭い出足に悩まされた。中2日の過密日程のため、日本は第1戦から先発を8人代えて臨んだが、相手の5-4-1の配置、マンツーマン・ディフェンスと激しいチェックによって、なかなかゴールを割ることができない。

 ビッグチャンスがゴールにつながらないのは、初戦のミャンマー戦と同じ。そして、その後の展開もそっくりだった。先制点はようやく38分に決まり、高橋はなが左に出てクロスを送ると、GKがこぼしたところに詰めていた成宮唯が押し込んで、2試合連続ゴールを決めた。

 このまま1-0で折り返すと、後半開始早々の50分には猶本光の左からのFKに田中美南がヘディングシュート、ポストに当たってこぼれたところを熊谷紗希がプッシュして2点目を決めた。8分後にはまたも左からの猶本のFKがゴール前を通過して、逆サイドで再び成宮が蹴り込んだ。

 中2日で韓国戦を控えるだけに、菅澤優衣香、熊谷、清水梨紗、猶本、田中美南を途中で下げ、宮澤ひなた、宮川麻都、宝田沙織、長野風花、植木理子を投入してコンディション調整に気を配りながら、このまま3-0で快勝。課題のセットプレーから2点が決まり、3点ともゴール前でしっかりとこぼれ球に詰めて決めたものでもあり、苦しみながらも要所で集中力の高さを発揮して連勝、グループ2位以上を決めて順当にベスト8進出を決めた。

 池田太監督は勝利を喜びながらも、もちろん課題も指摘。

「まずは勝ち点3を取れたことをうれしく思いますし、トレーニングしてきたセットプレーで得点できたのもうれしいです。ただ、まだまだミスが多かったので、次節の韓国戦に向けていい準備をしていきたい」

 同じく連勝している韓国とグループ首位をかけて戦う第3戦は、1月27日に行われる。


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