今季13年ぶりにJ1を戦う横浜FCは16日、YBCルヴァンカップ グループステージ第1節でサンフレッチェ広島と対戦。横浜FCのゴールマウスを守った元日本代表GK六反勇治は、昨年5月以来の公式戦出場となった。

上写真=今季から横浜FCに加入したGK六反(写真◎J.LEAGUE)

■2020年2月16日 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節(ニッパツ三ツ沢球技場)
横浜FC 0-2 広島
得点者:(広)ドウグラス・ヴィエイラ、レアンドロ・ペレイラ

キャンプから復調をアピール

 昨年の5月22日以来、270日ぶりに公式戦のピッチに立った。

「本当にいろんな人のお世話になって、いろんな人の協力があって、このピッチに帰ってこられたんだと思います」

 今季から横浜FCに加入したGK六反は、ルヴァンカップの広島戦後、しみじみと自身の言葉を噛みしめた。

 清水エスパルスに在籍していた昨年、開幕から正GKとして先発出場を続けたが、6月に左足を痛め、その治療過程でオーバートレーニング症候群と診断された。当時を振り返り、「もうサッカーを辞めようとまで考えました」と告白している。その後、ゆっくりと復帰に向けて動き出し、10月末からは清水に籍を置いたままJ3の藤枝MYFCでトレーニングに参加。そして今年1月3日、実戦に復帰しないまま期限付き移籍での横浜FC加入が決まった。

 ブランクが長かっただけに「正直どこまでやれるか分かっていなかった」と不安もあったというが、開幕前のキャンプで「思ったよりしっかりトレーニングもできた」と、復帰への手応えをつかんだ。ベガルタ仙台時代の2015年に日本代表に招集されるなど、実力は折り紙つきだ。練習を重ねるなかで徐々に本来のパフォーマンスを取り戻し、今季最初の公式戦で先発メンバーに名を連ねた。

 そしてニッパツ三ツ沢球技場のピッチには、以前と変わらぬ姿があった。最後尾から大声で指示を飛ばし、味方が削られた際にはハーフウェーラインまで飛び出して、相手へのイエローカードをアピール。審判へ異議を唱えたとして逆にイエローカードをもらう羽目になったが、戦う姿勢を示してチームを鼓舞した。前半終了間際にはCKからのヘディングシュートを間一髪で防ぐなど、チームを救うビッグセーブも披露した。

 残念ながら横浜FCでのデビュー戦は黒星となったが、「僕個人だけの話をさせてもらえば120点」と胸を張る。目標にしてきたJリーグの舞台に戻ってきたのだ。そして「120点を出せたのであれば、今度はチームの勝利に貢献しないといけない」と、今週末のリーグ開幕戦に目を向ける。

「今年1年チームの一員として、目標であるトップ10を目指して開幕からやっていきたいと思います」

 復帰を果たした六反には、次なる目標がある。

取材◎多賀祐輔

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