ガイナーレ鳥取DF東根輝季が5月14日、23歳の誕生日に飛躍への決意を新たにした。今季加入したルーキーはここまで公式戦2試合に出場したものの、明治安田J3リーグではメンバー入りできていない。自身の持ち味を生かし、ポジション争いに割って入るべく意気込んでいる。

上写真=23歳の誕生日、東根はリーグ戦でのメンバー入りを目指して練習に励む(写真◎石倉利英)

「勝利する瞬間をピッチで味わいたい」

 この日は「朝一番にお母さんからLINEが来た」そうで、練習後には見学に訪れていたファン・サポーターからも祝福された。23歳の決意を聞くと「早く試合に出ます」ときっぱり。まだ果たせていないJリーグデビューへの強い思いを口にした。

 東京都出身、横河武蔵野FCジュニアでサッカーを始め、セレッソ大阪U-18、東京国際大を経て今季、鳥取に加入した。3月20日のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦、京都サンガF.C.戦で85分から途中出場して公式戦に初出場すると、4月27日の鳥取県サッカー選手権大会(天皇杯鳥取県予選)決勝では公式戦初先発で67分までプレー。だがリーグ戦は5月6日の第12節までメンバー入りできず、Jリーグデビューは果たせていない。

 ルヴァンカップでプレーした左サイドはMF河村匠、鳥取県選手権決勝でプレーした3バックの左はDF温井颯斗が現状のスタメンで、どちらも自分と同じ左利きの選手。メンバー争いに加わるために「そこで違いを見せることはもちろん、2人にないもので求められていることも、より自分自身で強調してプレーしていきたい」と意気込む。

 鳥取県選手権決勝でプレーしたオールガイナーレYAJINスタジアムでは「ファン・サポーターの方の声援が、すごくよく聞こえた」という。Axisバードスタジアムが会場だったルヴァンカップは敗れており、「バードで試合に出場して、勝利する瞬間をピッチで味わいたいと強く思いました」との決意を現実にすべく、23歳でのJリーグデビューに向けて燃えている。

取材・写真◎石倉利英


This article is a sponsored article by
''.