ガイナーレ鳥取DF石井光輝が、明治安田生命J3リーグで3カ月ぶりの出場を果たした。後半途中から出場してチームは敗れたものの、追撃の1点に絡む働き。監督交代を経て奮闘するチームのキャプテンとして、今後はピッチに立って巻き返しに貢献するつもりだ。

上写真=久しぶりの出場となった石井。上位追撃に向けて練習を重ねる(写真◎石倉利英)

「先のことは考えず」

 8月26日の第24節で・FC岐阜戦で控えメンバーに入った石井は、0-3で迎えた59分にDF文仁柱との交代でピッチへ。5月28日の第11節を最後に欠場が続いていたが、3カ月ぶりにピッチに立った。

 63分には左サイドを攻め上がってセンタリングを送ったプレーから、DF田中恵太のゴールが生まれた。その後は得点を奪えずに1-3で敗れた一戦を「チームの良いところも多く出ていましたが、課題も見えた試合だった」と分析した石井は、「自分自身も、まだまだやらなければいけないことが多いと感じた」と振り返っている。

 今季序盤に勝ち点を伸ばせなかった鳥取は、第14節終了後に金鍾成監督を解任。増本浩平ヘッドコーチが監督となって以降は5勝3分け2敗と持ち直し、一時は6位まで浮上した。欠場中に監督交代があった石井は「自分が復帰した時点でプラスの影響を与えられるように、と思いながらやっていた」と明かし、ピッチに戻ってきた今後は、さらなるチームへの貢献を期す。

 鳥取は前節終了時点で12位。今季のJ3リーグは上位と下位の勝ち点差が小さく、残り14試合で上位に食らいつけるか、下位に沈んでいくかの勝負どころだ。9月2日の第25節・ヴァンラーレ八戸戦に向けて、石井は「連敗しないことが大事。先のことは考えず、目の前の試合での勝利を目指したい」と決意を新たにしていた。

取材・写真◎石倉利英


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