ガイナーレ鳥取MF小澤秀充が、プロ初出場の経験を成長へのエネルギーに変える。開幕戦で交代出場してJリーグデビューを果たしたが、得点に絡むことはできず。武器を磨き、チームの勝利への貢献を期している。

上写真=開幕戦でJリーグデビューを果たした小澤。勝利に貢献すべく練習に励む(写真◎石倉利英)

「もっと日頃から突き詰めて練習しなければ」

 3月12日の明治安田生命J3リーグ第1節、アウェーでの藤枝MYFC戦で控えメンバーに入った小澤は、0-3の劣勢で迎えた75分から交代出場。故郷の静岡県でのJリーグデビューを「緊張しました」と振り返る。

 出場直後から持ち味のドリブル突破などで局面を打開しようと試み、ミドルシュートを放つ場面もあったが、鳥取はそのまま0-3で敗戦。「ボールロストが多かった。試合になると、あの緊張感の中で実力を発揮しなければいけない」と自身のプレーについて語った小澤は、「強度も試合になると、ひと味違う。試合をイメージして頭の回転を速くして、もっと日頃から突き詰めて練習しなければいけないと感じた」と続けた。

 地元の静岡学園高から青山学院大に進み、武器のドリブルを磨いてきた。昨年、東京都リーグでのプレーを視察した岡野雅行・代表取締役ゼネラルマネジャーが一目惚れしたことで、加入が決定。「お手本となる選手がたくさんいるので、成長できると思う」と感じている鳥取で、プロとしてのスタートを切っている。

 デビュー戦では見せ場を作れなかったドリブルだが、「自分では通用すると思っています。通用しなかったら、生き残っていけない。信じてやっていくしかないです」ときっぱり。まずは3月20日の第2節・カマタマーレ讃岐戦での今季初勝利に向けて「アイディアや工夫などがあれば、絶対に抜けない相手はいない。試行錯誤しながら、もっとドリブルでやっていきたい」と力強く語った。

取材・写真◎石倉利英


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