加入1年目の今季、前半戦はリーグ戦5試合の出場にとどまったガイナーレ鳥取MF清永丈瑠。最下位からの浮上を期す後半戦は、よりアグレッシブなプレーを意識して多くの得点に絡み、チームに貢献するつもりだ。

上写真=リーグ再開に向けて精力的に練習メニューを消化している清永(写真◎石倉利英)

「早く試合がしたい」

 昨季まで4年間プレーしたレノファ山口FCでは、全42節という長丁場のリーグ戦を戦ってきた。対照的に今季の明治安田生命J3リーグは全28節。7月上旬の第15節終了後に東京五輪による中断期間に入り、8月28日にようやく再開を迎えるとあって、清永は「早く試合をして、夏に自分たちがやってきたことを試したい」と語った。

 完全移籍で加入した今季、鳥取デビュー戦となった第5節でJリーグ初ゴールを決めると、第6節でもゴールを決めてチームを勝利に導いた。だがチームは開幕から低迷し、第7節終了後に髙木理己前監督を解任。金鍾成監督が就任して立て直しを図ったものの、前半戦は最下位に終わり、清永自身も負傷の影響などでリーグ戦の出場は5試合のみだった。

 中断期間はチーム全体で筋力強化や戦術の浸透を図り、自身のコンディションも整って「中盤でのボールの受け方や、ボールをもらってから、どうゴールにつなげていくかを自分なりに考えてやってきた」という。多くの時間があったことで「自分自身も含め、前半戦はケガでいない選手が多かったので、話をしながら連係を合わせてきた。どんな形で後半戦に出るのか楽しみ」と語るように、確かな手応えをつかんでいる。

 8月28日の第16節、ホームでのロアッソ熊本戦から始まる後半戦の戦い。「もちろん失点しないことが一番だけど、攻撃陣が早い段階で点を取れば、後ろも余裕を持ってプレーできる」と持論を語った清永は、さらに「もっとゴールに矢印を向けて、シュートを積極的に打ちたい。味方が動き出すと、どうしても(パスをして)使うことが多いですが、ジョンソンさん(金鍾成監督)には、もっと自分で行ってもいいと言われている」とコメント。「前線に行ったら、少し自分勝手なところがあってもいいと思う」と続け、チームの勝利のために、よりアグレッシブにプレーする考えを示した。

取材・写真◎石倉利英


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