プロ2年目の今季、開幕から先発出場を続けているガイナーレ鳥取MF新井泰貴。昨季終盤につかんだ定位置を譲っていないものの、現状に満足することなく、今季初黒星からの巻き返しを期している。

上写真=今季ホーム初勝利に向けて練習を重ねる新井泰(写真◎石倉利英)

「チーム内での競争が始まっている」

 産業能率大から加入1年目の昨季、明治安田生命J3リーグで開幕スタメンを勝ち取ったが、第2節ではメンバー外となり、その後も控えスタートの方が多かった。だが徐々に先発の機会を増やすと、終盤はスタメンに定着。今季は開幕から先発出場を続けている。

 プロ2年目を迎えて「去年よりも自覚を持ってやらなければいけない」と語る一方、「試合に出ることはできていますが、自分としては貢献できている感覚が全然ない。もっとやらなければいけないと日々思っています」と反省点を口にする。第3節まで1勝1分け1敗という結果を踏まえて「チームが勝てなければ意味がない。反省して、試合に出続けて、貢献し続けていきたい」と語った。

 3月28日の第3節では、アウェーでFC今治に0-2で敗れて今季初黒星。ボランチの一角で先発しながらも、0-1で迎えた69分に交代で退いた新井泰は「ボランチでは試合の流れを読む力、一つひとつの判断を求められる。自分がチームをコントロールできるようにならなければいけない。今治戦は球際の争いで自分が勝てない場面、ボールを奪い切らなければいけない場面がたくさんあったので、情けない」と厳しい表情で語った。

 4月4日の第4節はホームでFC岐阜と対戦する。開幕から2勝1分け、リーグ最多の7得点で首位に立つ難敵との一戦に向けて「まずはチーム内での競争が始まっている」と語った新井泰は、「また一から積み上げていって、自信を持って岐阜戦に臨めれば」と続け、定位置の死守と、その先の勝利への貢献を誓った。

取材・写真◎石倉利英


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