昨季限りで契約満了となったFC岐阜から、ガイナーレ鳥取に加入したFW石川大地。新しいチームメイトに、これまで同様「ダイチ」のニックネームで呼ばれながら、持ち味を発揮すべく準備を進めている。

上写真=鳥取の新しい得点源となるべく、練習に励んでいる石川(写真◎石倉利英)

「自分たちからアグレッシブにやるサッカー」

「どうなるのかな、と僕も思っていました」と笑いながら語るのは、布陣や自身のポジションではなく、ニックネームのこと。これまでダイチ以外で呼ばれたことはなく、当初はチームに1人しかいないので問題ないかと思いきや、始動直前にMF秋山大地がセレッソ大阪からの期限付き移籍で加わったことで、分からなくなった。

 石川は「向こうが年上なので、ダイチになるのかと思っていた」と振り返るが、意外な形で決着がついた。「髙木(理己)監督がミーティングのとき、ホワイトボードに『アキ』と書いていたので、俺がダイチでいいのかな、という感じで」すみ分けができて、いまでは練習場に「ダイチ!」と「アキ!」の声が飛び交っている。

 桐蔭横浜大から2018年に岐阜に加入し、アスルクラロ沼津への期限付き移籍を挟んで3年間プレーしたのち、昨季限りで契約完了となって鳥取にやってきた。始動から精力的に練習に取り組み、「鳥取のサッカーを覚えて、考えながら、自分の特徴とリンクさせている段階」と現状を語る。

 鳥取の新しい得点源となるべく、激しいポジション争いに挑んでいる。現在は「体力面、フィジカル面を少しずつ上げていきたい」という狙いに加え、「自分の持ち味であるターン、シュート、パス、ドリブルなどをチームにかみ合わせている段階」で、練習試合が増える今後は、得点という結果を残して定位置獲得を目指す。

 過去に対戦した経験から、鳥取を「アグレッシブに戦ってくるチームだと思っていた」という。「加入してみて、自分たちからアグレッシブにやるサッカーだと、よりいっそう感じている」新天地で、相手ゴールに向かう意欲を自身のプレーで表現していくつもりだ。

取材・写真◎石倉利英


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