ガイナーレ鳥取MF原田虹輝が、プロ3年目の飛躍を誓った。川崎フロンターレでの昨季までの2年間は公式戦出場ゼロ。期限付き移籍でプレーする今季は実戦経験を積むべく、持ち味を発揮する決意を新たにしている。

上写真=鳥取での初練習に臨んだ原田(写真◎石倉利英)

「応援している、と言ってもらって」

「今シーズン、ガイナーレ鳥取でプレーすることができて、うれしく思います。自分は攻撃を得意としているので、ゴール前での人とのかかわりや、アイディアで違いを出せるように頑張っていきたい。J3優勝に向けて全力で戦っていくので、よろしくお願いします」

 1月20日、初の全体練習を終えて「本当に雰囲気が良く、頭を使うパス練習など、好きなメニューだったので楽しめました」と語った。その後の新加入選手会見では緊張の面持ちだったが、冒頭のように新天地での決意を語っている。

 昌平高(埼玉)から2019年に川崎フロンターレに加入。正確な技術やドリブルに少しずつ磨きをかけたものの、2年間で公式戦出場はなく、プロ3年目は期限付き移籍で経験を積むことになった。

 川崎Fのチームメイトには「応援している、と言ってもらって」送り出されたという。「みんな、すごくいい人たち。自分次第なので、また一緒にサッカーができるように」と言葉に力を込め、「日本トップレベルのフロンターレで2年間プレーして、周りの選手も見てきました。しっかり経験を積んで、戻れるように頑張っていきたい」と意欲的にコメントした。

 鳥取は今季、ドリブルで局面を打開できる選手が補強ポイントの一つになっており、原田への期待も大きい。「攻撃の選手なので得点・アシストなど数字にこだわって、鳥取を勝利に導きたい」と語る弱冠20歳のMFが、飛躍の3年目に向けてプレシーズンのスタートを切った。

取材・写真◎石倉利英


This article is a sponsored article by
''.