ガイナーレ鳥取の新外国人FWジョアンデルソンが、27日に加入会見を行なった。来日にあたって現浦和レッズのFWレオナルドからアドバイスを受けたことを明かし、インパクト抜群の髪型についても語っている。

上写真=笑顔で会見に臨んだジョアンデルソン(写真◎石倉利英)

「チャンスはすべて決める」

 1996年2月16日生まれ、ブラジル出身のジョアンデルソンは、サンパウロ、クルゼイロなど国内クラブでのプレーを経て、グレミオからの完全移籍で加入。吉野智行強化部長は「ストライカーですが、周りを生かしながら自分も生きるという特徴がある。ガイナーレの攻撃のポイントの一つは能動的に動くことなので、彼の加入によってバリエーションが増えることに期待を寄せている」とプレースタイルを説明した。

 ジョアンデルソンは開口一番、覚えたての日本語で「オハヨウゴザイマス」とあいさつ。「世界的に知られている文化を持つ日本に来ることができてうれしい。自分が持っている実力を最大限に発揮して、チームの目標に貢献できるように頑張っていきたい」と抱負を語った。

 ガイナーレ鳥取のブラジル人FWといえば、2018年にJ3得点王、昨季はアルビレックス新潟でJ2得点王に輝き、今季から浦和レッズでプレーするレオナルドが思い浮かぶ。ブラジル以外でのプレーは今回が初めてとなるジョアンデルソンも、来日を決断するにあたって影響を受けたそうで、「レオナルドという例があり、自分も日本に大きな可能性を見いだした」という。本人と親交もあり、「日本のサッカーはパスやテクニックのレベルが高く、スピードが速いサッカーをする。それに対応できれば活躍できると思うよ、とアドバイスを受けた」ことを明かした。

 プレーの実力はこれから見せていくことになるが、すでに『爆発ヘア』のような髪型がファン・サポーターの間で話題を集めている。本人いわく、このスタイルになったのは5~6年前で、「ブラジルで美容師に『こんな髪型にしたらいいんじゃない?』と提案された。長さは分からないけれど、スタイルの名前は『ブラックパワー』」だと笑顔で語った。
 
 ファン・サポーターに向けて「ジョーと呼んでほしい」とニックネームを伝えたジョアンデルソンは、「チャンスはすべて決めるのが目標。できるだけ多く得点すれば、得点王の可能性もあると思っている。果敢にゴールに迫る攻撃的なスタイルを見せれば、ファン・サポーターの皆さんを沸かせることができる。しっかり努力して目標を達成したい」と言葉に力を込めた。27日午後の練習から本格的に合流し、2013年以来のJ2復帰を目指すシーズンへの準備を進めることになる。

文◎石倉利英 写真◎石倉利英


This article is a sponsored article by
''.