V・ファーレン長崎のFWフアンマ・デルガドが、4月度のJ2『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』を受賞した。『DAZN Jリーグ推進委員会』では月間表彰選手をインタビューしており、サッカーマガジンWEBはJ2の月間MVPに迫る。4月は5勝1敗、5月にかけて5連勝も記録して一気に順位を上げた長崎の得点源として、5試合に出場して5得点の大活躍。初めてJリーグでプレーした心のクラブを、再びJ1昇格に導くべく意気込むストライカーに、好調の要因や今後の決意などを聞いた。

上写真=4月度のJ2月間MVPはフアンマ・デルガドが受賞! 3試合連続ゴールなど5得点を挙げる大活躍だった(写真◎J.LEAGUE)

ゴールを決めてこそFW、そのために練習

――4月度のJ2『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』を受賞されました。おめでとうございます!

フアンマ ありがとうございます。月間MVP を受賞することができて、とてもうれしいです。これからも引き続きチームのためにプレーして、また月間MVPを受賞できるように頑張っていきます。

――4月で最も印象に残っている試合は?

フアンマ どの試合も印象深いですが、いわきFC戦(4月29日:第12節・〇1-0)が特に記憶に残っています。相手のホームでの非常に難しい試合でしたが、それでも72分に私がゴールを決めて、勝ち点3を持って帰ってくることができました。すごくうれしかったですね。

――いわき戦は攻め込まれる場面が多かったですが、無失点に抑えました。

フアンマ 得点してからも相手に攻め込まれる苦しい試合でしたが、無失点に抑えたディフェンスラインが素晴らしかったです。勝ち点3が何より大事だったので、試合が終わった瞬間はホッとしました。

――フアンマ選手の4月の5得点を振り返ると、ゴールパターンが非常に多彩です。ベガルタ仙台戦(4月1日:第7節・〇1-0)では右足でゴール右スミにミドルシュートを沈め、徳島ヴォルティス戦(4月16日:第10節・〇4-0)では右からのセンタリングを左足のワンタッチで決めました。ブラウブリッツ秋田戦(4月22日:第11節・〇4-2)では、左からの浮き球に飛び込んでヘッドで合わせたゴールと、ロングパスに反応してカウンターで抜け出し、GKとの1対1から落ち着いて決めたゴールです。さらに、いわき戦ではゴール前のこぼれ球に素早く反応して蹴り込んでいます。子どもの頃から、いろいろなパターンで決められるように練習してきたのですか?

フアンマ 子どもの頃からポジションはずっとFWで、このプレースタイルは当時からです。相手と戦い、体をぶつけて競り合うことが私の特徴で、それをJリーグでも見せているからこそ、ゴールを決めることができていると思います。

――今季は開幕2連敗、続く2試合も引き分けで、フアンマ選手も得点できませんでした。苦しかった時期に、どんなことを意識していたのですか?

フアンマ 負けや引き分けの試合からも学べることがあります。どう次につなげていくのか、どうすればゴールを決められるのか、どうやれば長崎が勝てるのか。一つひとつの学びから100パーセントの力で練習に取り組み、次につなげられるように頑張っていました。

 昨季、私はアビスパ福岡で難しい時期を過ごしました。シーズン終盤まで1得点しかできず、チームもJ2に降格してしまうかもしれない状況でしたが、そんなときも意識していたのは、強い気持ちを持つことです。それで最後にゴールを決めて(第32節から最終節まで3試合連続ゴールを決め、チームは2勝1分け)、チームもJ1に残留できました。

 このメンタルを長崎でも続けていきたいです。うまくいっていないときこそ、何が足りないのかが分かります。その何かを探して、もっと練習すれば結果はついてくる。私もチームも継続して、足りないものを探しながら取り組んでいけば、必ずJ1に昇格できます。

――良いときも悪いときも、常に前向きに取り組むことが大事なのですね。

フアンマ おっしゃるとおりです。私も得点できるときと、できないときがありますが、やはりゴールを決めてこそFWですから、そのために集中して練習しています。次の試合、その先の試合でも、チャンスを逃さずゴールを決めたいです。


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