明治安田生命J1リーグへの昇格を争うJ1参入プレーオフ。10月30日に迎える1回戦で、4位のロアッソ熊本と5位の大分トリニータが激突する九州ダービーが実現した。ともに相手を高く評価する中で行われる決戦は、どちらに軍配が上がるのか。

上写真=九州ダービーで争う1回戦、真っ向勝負が見られそうだ(写真◎スクリーンショット)

■J1参入プレーオフ 1回戦
2022年10月30日(日)13時5分・えがお健康スタジアム
ロアッソ熊本 vs 大分トリニータ

■今季J2対戦成績
5月14日 大分 1-2 熊本
得点:(大)藤本一輝(熊)田辺圭佑、杉山直宏

6月25日 熊本 1-2 大分
得点:(熊)髙橋利樹(大)中川寛斗、渡邉新太

「大分はゲームを壊さない」と大木監督

 4位のロアッソ熊本が5位の大分トリニータを迎える九州ダービー。ともに見る者を楽しませるスタイルのサッカーを掲げてここまで来ただけに、攻撃のポリシーをぶつけ合う興味深い一戦になりそうだ。

 熊本の大木武監督が「胸を借りるつもりで全力で戦いたい」と謙虚に出れば、大分の下平隆宏監督も「胸を借りるのはこちらのほう。大木さんのサッカーは大好きです」とお互いを褒め合うことになった。

 下平監督は「大木さんのスタイルは見たことがなかった。特殊で面白いサッカー」と続けたが、まさにその魅力的な戦いで、J2初年度にもかかわらず4位にまでたどり着いた。リスペクトの強い気持ちは大木監督も同じ。「大分はゲームを壊すようなプレーはしない。尊敬に値するゲームをしていると思います」とうなずいた。

 お互いが称え合うサッカーの中心になっているのは、ともに中盤のセンターでプレーする熊本の河原創と大分の下田北斗。河原が下田について「左足は脅威になると思いますし、こちらの嫌なところにポジションを取ってくる印象です」と言えば、下田も河原のことを「バランスを取って動かしたり、決定的なパスを出せるので、常に気の抜けない選手です」と高く評価して警戒する。

 お互いが持ち味をぶつけ合って高め合うような一戦になりそうだが、とはいえJ1昇格を争う決戦。大木監督は「いつも言っているように、怠けないとかやめてしまわずに最後までやることが大事です」、下平監督は「最後は気持ちの部分を思いきり出して戦いたい」と、戦う姿勢を鮮明にした。

■J1参入プレーオフ 今後の予定
・2回戦 11月6日13時5分
・決定戦 11月13日13時5分


This article is a sponsored article by
''.