明治安田生命J2リーグも残すところあと2試合。ジェフユナイテッド千葉は10位からプレーオフ進出を狙う位置につける。米倉恒貴は今季、負傷に悩まされてきたが、ここ2試合は先発出場。今季のホームラストマッチとなる10月16日のFC琉球戦へ、ゴールを狙う姿勢を押し出していく。

上写真=米倉恒貴はゴールを狙う強い意志を明かした(写真提供◎JEFUNITED)

「どういうメンタリティーで戦うか」

 ジェフユナイテッド千葉は残り2試合を「勝ち点55で10位」の位置から戦う。プレーオフ進出の4つの枠のうち、すでに3つまでは埋まっていて、残るは一つ。これを勝ち点59の徳島ヴォルティスとベガルタ仙台、58のモンテディオ山形、55の東京ヴェルディとV・ファーレン長崎と争う構図だ。

 米倉恒貴は「上に行ける可能性はゼロではないので、上に向かって一つひとつ集中したい」と勝負をかける。

 前節ではブラウブリッツ秋田に完敗した。与えた3つのゴールを、米倉は「情けない失点」と表現した。

「(1失点目では)セットプレーはいくらうまく守ってもやられるときはあるので、しょうがないかもしれないけれど、それ以外ではしっかり走って、集中して戻っていれば防げた失点です。そういう失点を与えてしまうとチームとして苦しくなる」

「集中力のことだけではなくて、苦しくても走るのはどんな状況でもできることです。最後に滑る(スライディングする)こともそう。当たり前のことを怠ると、失点になります。そういう情けない失点だけはしないようにしないと」

 やるべきことをやらずに喫した失点ほど、悔やまれるものはない。次のホーム最終戦、情けない失点、情けない黒星は許されない。

「相手は残留がかかっていて必死に来ると思うので、自分たちがどういうメンタリティーで戦うか」

 21位のFC琉球を迎える一戦で、米倉が挙げるポイントはシンプルに「メンタル」だった。琉球は引き分け以下、あるいはもし勝ったとしても20位のザスパクサツ群馬がいわてグルージャ盛岡に勝てば降格が決まる瀬戸際だ。

 千葉ももちろんプレーオフ進出の望みをつなぐには勝つしかない。負傷で難しいシーズンを送ってきた米倉は、コンディションを上げてきてここ2試合は先発だ。右ウイングバックとしてその攻撃力を生かしたい。

「個人的には逆サイドからクロスが上がってくるときには常に狙っていますよ。ゴールをガンガン決めたくて、毎試合ウズウズしています」

 遅ればせながらの今季初ゴールを、ホームラストマッチで決めたい。


This article is a sponsored article by
''.