水戸ホーリーホックは12月22日、J3のテゲバジャーロ宮崎からMF前田椋介を完全移籍で獲得したことを発表した。宮崎日大高で指導を受けた南幸太監督がかつてプレーしたクラブで、新しい挑戦をすることになる。

上写真=前田椋介は主力として地元の宮崎をJ3で3位にまで押し上げた(写真◎TEGEVAJARO MIYAZAKI/J.LEAGUE)

「覚悟を持って決断しました」

 宮崎出身の前田椋介が水戸ホーリーホックへと旅立つ。生まれ故郷のテゲバジャーロ宮崎でボランチとしてほぼフル稼働、もう一歩でJ3優勝というところまで引っ張り上げて、水戸からのオファーを勝ち取った格好だ。

「テゲバジャーロ宮崎から加入します前田椋介です!
 水戸ホーリーホックは高校の恩師もプレーしたことがあり、縁のあるクラブだと勝手に思っています。その素晴らしいクラブで闘えることを本当に嬉しく思います!
 より一層強い気持ちで頑張ります! よろしくお願いします!」

 その高校の恩師とは、宮崎日大高の南光太監督。2000年に水戸でJ2に10試合出場しており、追いかける格好になった前田は恩師の記録を超えたいところだ。

 宮崎のファン・サポーターには、熱い感謝の気持ちを綴っている。

「このたび、水戸ホーリーホックへ完全移籍することになりました。
 今年から地元のJクラブ、テゲバジャーロ宮崎に加入し、地元宮崎をサッカーで盛り上げる為、またテゲバジャーロ宮崎を宮崎県民の方々にもっと知ってもらおうという強い気持ちを持って1年間、闘いました。
 ですが正直1年じゃ全く足りず何もできなかったなと感じています。
 もっと宮崎の為に闘いたい。その気持ちは変わらずあります。ですが、いちサッカー選手として上を目指したい気持ちは小さい頃から変わらず、オファーをいただいた時に、このチャンスを逃すわけにはいかないと思い、この決断をしました。
 たった1年でしたが宮崎に帰ってきた自分を温かく受け入れ応援してくださったファン、サポーターの皆様には感謝しています。
 そして、この決断を尊重し背中を押してくれたクラブにも本当に感謝しています。
 帰ってきて、たった1年で移籍する事に何か思う人もいるかもしれませんが、自分自身、覚悟を持って決断しました。上の舞台でもっと活躍し、いつか宮崎に胸を張って帰ってこられるよう頑張りたいと思います。
 これからもテゲバジャーロ宮崎を応援しています。
 1年間本当にありがとうございました!」

前田椋介(まえだ・りょうすけ)
■ポジション:MF
■生年月日:1998年3月2日
■出身地:宮崎県日南市
■経歴:吾田東FC - 吾田中 - 宮崎日大高 - 宮崎産業経営大 - 福島ユナイテッドFC - テゲバジャーロ宮崎
■出場記録
J3:47試合4得点


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