京都サンガF.C.のMF曽根田穣が、自分たちのサッカーを表現することの大切さを強調した。3月13日の第3節、アウェーでの大宮アルディージャ戦でも相手を意識せず、持ち味の発揮に全力を注ぐ考えを示している。

上写真=次節の大宮戦に向けて、笑顔も交えながら練習に励む曽根田(写真◎京都サンガF.C.)

「やっていて充実感がある」

 京都は3月7日の明治安田生命J2リーグ第2節、今季のホーム開幕戦で松本山雅FCと対戦し、0-0で引き分けた。前線の左サイドで先発出場して57分までプレーした曽根田は、3月9日の練習後のオンライン取材で「ホーム開幕戦ということで、僕もチームもすごく気合が入っていました。球際も戦えていたので、完全には満足していませんが、我慢して戦えたことは評価していいのかなと思う」と振り返っている。

 就任1年目のチョウ・キジェ監督のサッカーにおいて「走る量は、もちろん多くなりました。チーム全体でスプリントの数が増えている」という。実感だけでなく、具体的なデータでも提示されているそうで、運動量が求められる状況ながら「やっていて充実感があるぶん、それほど疲労は感じていない」と手応えをつかんでいる。
 
 第2節はヴァンフォーレ甲府時代からのチームメイト、FWピーター・ウタカも今季初めて先発で出場し、得点こそなかったが多くのチャンスに絡んだ。曽根田は「動き出しが良く、顔を上げた瞬間に走ってくれる」とウタカの持ち味を語り、さらに「ウタカのところにボールが収まって、一つ違いを出してくれる。僕を含めて、周りの選手がゴールに向かって入っていくシーンは多くなると思う」と相乗効果にも期待を寄せた。
 
 13日の第3節では大宮とアウェーで対戦する。「自分たちが100パーセント集中して臨めるように、監督がチームの戦術や環境を整えてくれている」と語った曽根田は「大宮に限らず、簡単な試合は一つもない」と決意を新たに。「自分たちに矢印を向けて、試合に集中していくだけ。あまり大宮どうこうは考えていない」と続け、まずは持ち味を発揮することに集中する考えを明かした。


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