レノファ山口FCのMF池上丈二が、J2開幕戦への意気込みを語った。昨季に続いてキャプテンを任され、チームを引っ張る働きが期待される中、ホームに松本山雅FCを迎える一戦に気持ちを高ぶらせている。

上写真=2年連続でキャプテンを務める池上。昨季の最下位からの巻き返しに燃えている(写真◎石倉利英)

「戦っている姿勢を見せたい」

 2月25日に行なわれたオンライン会見。「チーム全体に『やれるぞ』という雰囲気がありますか?」との質問に「めちゃくちゃあります!」と満面の笑みで答えた。「すごく手応えを感じているし、松本戦が本当に楽しみ」と語る言葉からも、充実のプレシーズンを過ごしていることがうかがえる。

 山口は2月28日、ホームの維新みらいふスタジアムでの開幕戦で松本と対戦する。昨季もホームで京都サンガF.C.と開幕戦を行ない、池上の決勝点で1-0の勝利を収めた。今季初戦に向けて「新しいレノファ山口FCとしてやってきていることを出すことが一番」とコメントした池上は、一方で最下位に終わった昨季を踏まえて「開幕戦がすべてではないので、シーズンを通してしっかり見せることができるように」とも語る。

 昨季に続いてキャプテンを務めることになり、チームを引っ張る上で「シーズンを通して昨年の経験を生かしながら、いろいろなところを変えたいという思いがある」と考えているという。ピッチ内では「プレーで引っ張ることもそうですが、チームのために何ができるかを考えて、ポジティブな声を上げることは増やさなければいけない」とイメージしている。
 
 練習では、2019年途中にガンバ大阪に移籍し、今季復帰したMF高木大輔が大きな声を出して雰囲気を盛り上げている。「大輔は練習から声を出して、いろいろな場面でもポジティブな声を出してくれているので、僕自身も助かっている」と語る池上は、「そういった選手がもっと増えて、シーズンを通して良い雰囲気作りをやっていきたい」と続けた。

 最下位からの巻き返しへ、ホームのファン・サポーターの期待の中でスタートを切る。池上は「開幕戦、勝ち点3を取れるプレーをチームとして出したい。ピッチでしっかり戦っている姿勢を見せたいので、1年間応援よろしくお願いします」と呼びかけ、チーム一丸となって戦う思いを強調した。


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