アルビレックス新潟が1月20日に行った新体制発表記者会見。新加入選手9人、新加入スタッフ2人を紹介する中、自宅で隔離中となるアルベルト監督がオンラインで参加し、自身2年目となるシーズンへユーモアたっぷりに語った。

上写真=自宅からオンラインで会見に参加したアルベルト監督。就任2年目のチーム作りが楽しみだ(写真◎スクリーンショット)

「コントロールできるところに集中しなければ」

「グアルディオラを説得するにはあと数年はかかると思いますが…」

 アルビレックス新潟のアルベルト監督は、今年もユーモアが絶好調だ。記者会見で新たなコーチングスタッフの話になったときに、マンチェスター・シティ(イングランド)のペップ・グアルディオラ監督を連れてきたいのだが、と冗談を交えつつ、2021年シーズンへの意欲と展望を口にした。

「今シーズンの改善点は、すべての部分に求められます。チームというものは進化を止めると衰退を意味します。改めて、すべての部分においてレベルアップを願っています」

 来日2年目となるアルベルト監督は、昨季から一貫して「J1昇格」という言葉で目標を表現しない。理由がある。

「常に向上を、改善を目指していいプレーをしながら、毎試合を大切にして勝ち点を取り続けるのが目標です」

 あまりにも当たり前のことなのだが、それがいかに難しいことなのか、アルベルト監督は昨季に痛いほど味わっている。

「昨シーズン、私たちは経験しました。長期的視野における目標を気にしすぎると、焦りにつながるということを。重要なのは日々のトレーニングを、1試合1試合を大切に戦うことです。それを目標に戦っていきたい」

「そして、これも昨シーズン同様、選手一人一人が日々、成長しているという実感を感じられるチームになることです。それが最も重要なことなのです。選手が成長を実感できない状況に陥ったら、それが失敗だと認識することになります」

「結果には多くの要素が影響していきます。コントロールできる要素も、コントロールできない要素もあります。私たちはコントロールできるところに集中しなければなりません」

「試合の結果は私にもグアルディオラにもクロップ(リバプール=イングランド=監督)にもコントロールできません。私にコントロールできることに集中すれば、より良い結果が生まれるでしょう」


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