東京ヴェルディは12月25日、「新役員に関するお知らせ」のリリースを配信した。同日に臨時取締役会を開催し、羽生英之代表取締役社長以下2名の役員が辞任し、新たに中村考昭氏が社長に就任したという内容だった。

ゼビオHDが連結子会社化

 東京ヴェルディが発表したのは、役員の辞任と新体制の発足。羽生英之代表取締役社長、吉田昌弘取締役、かつてヴェルディ川崎の選手だった斉藤浩史取締役が辞任し、以下の3人が新たに役員となった。

代表取締役社長 中村考昭
代表取締役代行 森本譲二
取締役 石倉壱彦

 リリースでは「辞任にあたり、上記3名からは弊クラブの信用や評価を毀損する行為を辞任以降行わないことの宣誓を頂いております」の一文が最後に添えられている。

 これに伴い、Jリーグでも臨時理事会が開催され、実行委員として羽生社長から森本代行に変更することが承認された。

 東京ヴェルディでは経営問題が顕在化、スポンサーであるゼビオホールディングス株式会社と羽生社長らとの対立が伝えられてきた。今回の体制変更はゼビオホールディングスが新株予約権を行使して、東京ヴェルディを連結子会社化したことを受けたもの。ゼビオホールディングスでも特別損失の計上及び通期業績予想の修正について、リリースを出している。


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