12月2日、明治安田生命J2リーグは第38節が開催され、ジュビロ磐田は水戸ホーリーホックと敵地ケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半に先制され、大森晃太郎のゴールで一時は同点に追いついたものの、後半に2失点目を喫し敗北。藤川虎太朗は課題を口にした。

2シャドーの一角でスタメン出場した磐田の藤川虎太朗(写真◎J.LEAGUE)

■2020年12月2日 J2リーグ第38節(@Ksスタ:観衆1,559人)
水戸 2-1 磐田
得点:(水)アレフ・ピットブル、外山凌
   (磐)大森晃太郎

「シュートを打つイメージや、バリエーションをもっと」

 11月4日の第31節徳島戦以来、7試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた藤川虎太朗は、「全力を出すことだけを意識してやっていた」と、立ち上がりから積極的にゴールを狙った。3-4-2-1システムの2シャドーの一角に入り、前半6分には大森晃太郎からパスを受けるとスルリと相手DFをかわしてシュートまで持ち込んだ。しかし、右足で放ったボールは枠をとらえることはできなかった。

 それでも、1点ビハインドの前半31分には敵陣右サイドで相手のクリアボールを拾い、「仕掛けることで何か起きるだろう」と突進。相手に倒されてFKを獲得し、大森晃太郎の同点ゴールにつなげた。陣地が変わった後半29分には山田大記のパスから、ペナルティーエリア内でくるりとターンして左足を一振り。ただ、カーブをかけたシュートはわずかに落ち切らず、ゴールの外へと飛んでいった。

 藤川はこの日2本のシュートを放つなど攻撃をけん引したが2点目を奪えず、逆に終盤に水戸に勝ち越しゴールを決められた。残り10分で1点を追う展開となったが、守備を固める相手を崩すことはできず、1-2で敗れた。

「もっと自分たちがシュートを打つイメージや、バリエーションをもっと増やしていかないと」

「自分がボールも仲間も動かしてやっていかなければいけないと感じたし、もっと相手のゴールに仕掛けることを課題にしなければいけない」

 1カ月ぶりの先発出場で見えたのは、課題ばかり。それでも、藤川はその一つひとつと向き合いながら、自身の能力をさらに高めていくことだろう。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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