10月18日、明治安田生命J2リーグは第27節が開催され、アルビレックス新潟は水戸ホーリーホックとケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半にセットプレーからマウロが先制点を奪うと、後半に中島元彦がミドルシュートとPKで加点。敵地で勝ち点3を積み上げた。

上写真=アルビレックス新潟のマウロがヘディングで先制点を挙げる(写真◎J.LEAGUE)

■2020年10月18日 J2リーグ第27節(@Ksスタ:観衆3,166人)
水戸 1-3 新潟
得点:(水)奥田晃也
   (新)マウロ、中島元彦2

・水戸メンバー◎GK牲川歩見、DF前嶋洋太、住吉ジェラニレショーン、細川淳矢、外山凌(78分:河野諒祐)、MF森勇人、安東輝、鈴木喜丈(60分:平野佑一)、山口一真(68分:松崎快)、FW中山仁斗(68分:アレフ・ピットブル)、深堀隼平(46分:奥田晃也)

・新潟メンバー◎GK小島亨介、DF田上大地、マウロ、舞行龍ジェームズ、早川史哉、MF福田晃斗、島田譲、大本祐槻(53分:中島元彦)、高木善朗(53分:堀米悠斗)、本間至恩(78分:ゴンサロ・ゴンザレス)、FW鄭大世(64分:ロメロ・フランク)

「サポーターへの感謝の気持ちを込めて」

 青く染まったホーム側のスタンドからは太鼓の音が鳴り響き、その反対サイドに設けられたアウェー側のスタンドにはオレンジ色のサポーターが陣取った。上位を争う水戸と新潟の対戦。ケーズデンキスタジアム水戸は、青とオレンジのコントラストに包まれた。

 先制したのはアウェーの新潟だった。前半40分、高木善朗のCKからマウロが力強いヘディングシュートを決める。2試合ぶりの白星を目指す新潟が前半に1点をリードして折り返す。

 後半、勝ち点3獲得のために失点をせず、追加点を奪いたい新潟。後半開始からピッチに入った新潟ユース出身の奥田晃也を中心とする水戸の攻撃陣にゴールへ迫られるが、守備陣が立ちはだかる。

 すると、後半25分に新潟が相手のミスを突いて、2点目を奪う。途中出場の中島元彦が左足でミドルシュートを突き刺した。

 その後、水戸の奥田に1点を返されるも、後半アディショナルタイムには中島がPKのチャンスを物にして、ダメ押しの3点目を奪取。新潟はアウェーの地で2試合ぶりの白星を挙げた。試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、ケーズデンキスタジアム水戸は新潟サポーターの拍手に包まれた。

「今日も難しい試合でした。前半および後半、試合のコントロールを失った時間が若干ありましたけれど、基本的には支配できた試合ではないでしょうか。第1節の群馬でのアウェー戦以来、今回が初めてアウェーのスタジアムにアルビレックスのサポーターが来られる試合だと認識しています。特にこのコロナウイルスの件で難しい状況の中、遠くから遥々、応援しに来てくれたサポーターへの感謝の気持ちを込めて、(試合前に)全選手、全スタッフで挨拶をしました」

 試合後、新潟のアルベルト監督はそのように試合を振り返り、新潟サポーターへの感謝の言葉も口にした。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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