京都サンガF.C.の實好礼忠監督が、10月8日の練習後にオンラインで報道陣の質問に答えた。安定した戦いを続けるためのメンタルの重要性や、次節で対戦するアルビレックス新潟の印象などを語っている。

上写真=雨の中で行なわれた10月8日の練習で選手の動きを見つめる實好監督(写真◎KYOTO.P.S.)

「集中したトレーニングができた」

 京都サンガF.C.は10月4日の明治安田生命J2リーグ第24節で、ジュビロ磐田に2-1で勝利。直前に監督が交代して情報がない相手に先制され、0-1で前半を終えたが、後半にFWピーター・ウタカが2得点を挙げて逆転勝ちしている。
 
 今週は水曜日に試合がないこともあり、磐田戦後は2日間のオフ。10月8日の練習後にオンライン取材に応じた實好礼忠監督は、「2連休で気持ちも体もリフレッシュした。昨日しっかりトレーニングして、今日もフレッシュな感じで、集中したトレーニングができました」と選手たちの動きを満足げに振り返った。
 
 久しぶりに次の試合までの間隔が空いているが、新しく取り組んでいることなどは「特にない」という。これまでやってきたことのバージョンアップに力を注いでおり、「やっていることの質を上げること。昨日はベーシックな攻守の切り替えや、球際のところをやった。今日は(攻撃での)中と外との使い分けで、中への意識と質を上げることを意識した」と練習メニューの一端を明かしている。
 
 加えて、メンタル面にも働きかけていると語った。「具体的には『我慢』という言葉を使いましたが、先制された磐田戦も、我慢しながら攻めて、守ることができたからこそ、ひっくり返すことができた」と前節を振り返った指揮官は、「メンタル面で波を作らず、高いところで維持することは、次も重要になってくる」とチームの現状についてコメントしている。
 
 その次節は10月10日に、ホームでアルビレックス新潟と対戦する。勝ち点1差で京都の1つ下、6位につける相手を「ボールを持つ力が上がってきているし、補強しながらチームを作ってきて、毎試合レベルアップしている」と評し、「ビルドアップも変幻自在な感じでやっているので、ポジショニングなどは注意しながらやっていきたい」とポイントを挙げた。

 また、横浜F・マリノスからの期限付き移籍で復帰し、磐田戦に先発出場した新戦力のMF仙頭啓矢については「特に注文はなく、チーム内でお互いに調整しながらやってもらっている」とコメント。「僕が言うことよりも、チーム内でのコミュニケーションの方を大事にしてもらえれば」と今後に期待を寄せた。


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