明治安田生命J2リーグは3度目の5連戦が始まり、その間に全日程の半分を消化することになる。道半ばでどのチームも踏ん張りどころになるが、ジェフユナイテッド千葉もしっかりリフレッシュして秋の逆襲へ向かう。

上写真=尹晶煥監督が練習で現役さながらに走る!(写真◎ジェフユナイテッド千葉)

「久しぶりに勝ったので…」

 ファジアーノ岡山、レノファ山口、FC琉球、京都サンガ、ザスパクサツ群馬。ジェフユナイテッド千葉がJ2の「5連戦第3幕」で対戦するのはこんな顔ぶれだ。山口戦が終わればちょうど半分の日程を消化することになる。

 いよいよ後半戦に突入するこの期間でも一戦一戦を大事にするという意味では、やはり最初の岡山戦が重要になりそうだ。尹晶煥監督も「この1週間、しっかりリフレッシュして次の5連戦の準備をしました。この前の試合で勝ったので、それを続けて結果を残していくために次の試合が大事です。いい結果が出せるようにしっかり準備して戦いたいと思います」と集中している。

 この前の試合、つまり第19節の愛媛FC戦は開始3分に川又堅碁が先制し、44分にも川又がPKで追加点。常に優位な状況で戦って、第11節松本山雅戦以来のクリーンシートで終えることができた。岡山戦でも先制点が重要になってきそうだ。

「久しぶりに勝ったので雰囲気はいいですね。今日の練習は風が強くて集中するのが難しかったけれど、今週はコンディションを調整しました。これからの5連戦のために」

 これまで何度も選手の調子に「波がある」と悩みを口にしてきただけに、しっかりとコンディションを整えることのできる時間を持てたのはポジティブな材料だ。

 メンバー選考についてはある程度の固定化も示唆してきたが、「コンディションのいい選手が出なければいけないので、そこに重点を置いています」というポイントが最優先であることに変わりはない。ただ、「試合中にも練習中にアクシデントが起こるので、それを見ながらうまく選手たちを活用していけば」と慎重な姿勢も崩していない。

 この5連戦は中3日、中3日、中2日、中3日というスケジュールで、連戦ではあるものの少し余裕もできる。「その点も考えてはいますが、その通りにはいきませんからね」と尹晶煥監督も苦笑いだが、「対応できる準備はしています」と怠らない。

 しかも、岡山戦と山口戦はホーム連戦で移動の不安もないので、ここで一気に勝ち点6を稼いでおきたいところだ。そうすれば、第10節町田ゼルビア戦、第11節松本戦、第12節ジュビロ磐田戦で記録して以来の3連勝になる。

「いま、岡山もなかなか勝てていないですが、そういうチームに弱いのがジェフですからね。それを乗り越えるには90分、集中してハードワークして、勝ちたい意欲を見せることが大事です」

 やや自虐的に話したが、それは自信を隠し持ちつつ、油断を排除するためだ。秋の大逆襲がいよいよスタートする。


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